東京株式(前引け)=急反発し3万3000円台に乗せる、景気敏感株に買い戻し

市況
2023年12月15日 11時53分

15日前引けの日経平均株価は前営業日比394円12銭高の3万3080円37銭と急反発した。前場のプライム市場の売買高概算は8億1817万株、売買代金概算は2兆526億円、値上がり銘柄数は1017、対して値下がり銘柄数は594、変わらずは49銘柄だった。

14日の米株式市場でNYダウは6日続伸し、過去最高値を連日で更新した。また、ドル円相場は1ドル=142円台と、FOMC後の急速な円高進行が一服した。米国の11月小売売上高が市場予想に反して増加するなど、米経済の底堅さが意識されるなか、景気敏感株を中心に売り方の買い戻しを誘った。日経平均は3万3000円台に乗せた後も一時436円高と上げ幅を拡大。FOMC後の下落分を帳消しにして午前の取引を終えた。

個別ではソニーグループ<6758>や安川電機<6506>、ソフトバンクグループ<9984>が買われ、アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>、信越化学工業<4063>の上げが目立つ。日本製鉄<5401>、日本郵船<9101>、INPEX<1605>も高く、トヨタ自動車<7203>がしっかり。ビジョナル<4194>が急伸し、巴工業<6309>がストップ高となった。半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>や東京海上ホールディングス<8766>が水準を切り下げ、日清食品ホールディングス<2897>、JR東海<9022>が軟調。レーザーテック<6920>やディスコ<6146>が冴えない動きとなり、ANYCOLOR<5032>とクミアイ化学工業<4996>が大幅安となった。

出所:MINKABU PRESS

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