米CBO、24年のインフレは2.1%に低下見込む
米議会予算局(CBO)はきょう、インフレが向こう2年で鈍化し、FRBの目標とする2%に迫るとの予測を明らかにした。CBOはFRBが参照するPCEデフレータについて、24年は2.1%と前年の2.9%から低下すると予想。25年については、食品・エネルギーのインフレに対する下押し圧力が和らぎ、経済活動の拡大でサービス部門の一部分野の価格圧力がやや増すとして、2.2%に若干上昇する見通しを示した。
CBOはまた、失業率が来年10-12月期に4.4%に達し、その水準が25年を通じて維持されると見ている。今年の10-12月期は3.9%を見込んでいる。
GDPについては、インフレ調整後の実質で今年の2.5%から、来年は1.5%に鈍化すると予想。25年は金利低下と金融情勢の改善を追い風に、2.2%に回復すると見込んでいる。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美