12月15日のNY為替概況
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、142円45銭へ上昇後、いったん141円43銭まで下落し、引けた。NY連銀総裁の早期利下げ観測をけん制するような発言により、ドル買いが強まった。その後、米国の経済指標の予想下振れや来週の日銀会合への警戒感などから、一時ドル売り・円買いになったとみられる。しかし、アトランタ連銀総裁の緩やかなペースの利下げ見通しが伝えられ、ドル買いが再燃して142円台に戻した。
ユーロ・ドルは1.0948ドルから1.0889ドルまで下落し、引けた。ユーロ・円は155円47銭へ上昇後、一時154円41銭まで下落した。
ポンド・ドルは1.2759ドルから1.2669ドルまで下落。ドル・スイスフランは0.8663フランから0.8708フランまで上昇した。
[経済指標]
・米・12月NY連銀製造業景気指数:-14.5(予想:2.0、11月:9.1)
・米・11月鉱工業生産:前月比+0.2%(予想:+0.3%、10月:-0.9%←-0.6%)
・米・11月設備稼働率:78.8%(予想:79.1%、10月:78.7%←78.9%)
・米・12月製造業PMI速報値:48.2(予想:49.5、11月:49.4)
・米・12月サービス業PMI速報値:51.3(予想:50.7、11月:50.8)
・米・12月総合PMI速報値:51.0(予想:50.5、11月:50.7)
《KK》