豪ドル週間見通し:下げ渋りか、日豪金利差縮小観測は後退
■上げ渋り、雇用者数増加で豪ドル売り縮小
今週の豪ドル・円は上げ渋り。日豪金利差縮小観測は後退し、週初は豪ドル買い・円売りが活発となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けた利下げ観測の再燃によるドル安・円高の動きに一時連れ安となったが、11月雇用者数の増加で豪ドル売り・円買いは縮小した。取引レンジ:94円61銭-96円15銭。
■下げ渋りか、日豪金利差縮小観測は後退
来週の豪ドル・円は下げ渋りか。12月18-19日開催の日本銀行金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決まる見込み。日豪金利差縮小観測は後退したが、19日に公表される豪準備銀行(中央銀行)の12月理事会議事要旨でインフレ緩和について新たな指摘が含まれていた場合、豪ドル買い・円売りはやや縮小する可能性がある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・19日:豪準備銀行12月理事会議事要旨
予想レンジ:94円00銭-96円50銭
《FA》