アーム、中国でエンジニア70人以上を削減と伝わる=米国株個別
(NY時間09:59)(日本時間23:59)
アーム<ARM> 69.26(-1.77 -2.49%)
ソフトバンクG傘下の英アーム<ARM>の株価が軟調。中国でソフトウエアエンジニア70人余りを最近レイオフしたと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。職務の一部は中国以外に異動させるという。グローバルIPで顧客サポートを行ってきたスタッフが対象となる。ポストがなくなる約15人のスタッフは、中国関連プロジェクトで別の仕事がオファーされる。
半導体業界は電子機器向け需要が盛り上がりを欠き、クアルコム<QCOM>も今年に入り、人員削減に動いている。同社のレイオフもその動向を反映したものといえるという。同社の10-12月期(第3四半期)の売上高見通しは、スマホ販売の落ち込みを背景に失望を誘う数字となった。
また、米政府が課す中国企業向けの技術輸出規制も影響を与えており、同社のチャイルドCFOは、グローバル売上高に占める中国の割合が25%から約20%に低下したと11月のアナリスト説明会で語っていた。
【企業概要】
世界の大手半導体企業やOEM向けに、高性能・低コスト・エネルギー効率の高いCPU製品と関連技術を設計・開発し、ライセンスを供与する。Arm CPUは、スマートフォンやタブレット、データセンター・ネットワーキング機器・車両用オペレーティングシステムとアプリケーションを含む多様なソフトウェアを実行する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美