アクセンチュアが決算受け軟調 通期の見通しを据え置き=米国株個別
(NY時間09:53)(日本時間23:53)
アクセンチュア<ACN> 341.23(-0.62 -0.18%)
経営コンサルタントのアクセンチュア<ACN>が取引開始前に9-11月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、売上高、ブッキングも予想を上回った。ただ、株価は軟調な反応を示している。第2四半期の売上高見通しが予想を下回ったほか、通期の見通しも1株利益、売上高とも従来見通しを据え置いた。
アナリストからは「決算に向けて同社株は堅調に推移し、投資家の関心も高かった。今回の予想範囲内の結果、通期ガイダンスの据え置きは、株価を若干引き戻す可能性がある。しかし、目標株価は24年度の通期1株利益の27倍という見方に変更はない。堅実な成長、生成AIのテーマ、質の高い利益、クリーンなバランスシートを引き続き評価している」と述べた。
(9-11月・第1四半期)
・1株利益(調整後):3.27ドル(予想:3.14ドル)
・売上高:162.2億ドル(予想:161.9億ドル)
通信・メディア・テクノロジー:26.7億ドル(予想:29.1億ドル)
金融サービス:30.3億ドル(予想:30.5億ドル)
製品:48.6億ドル(予想:49.3億ドル)
資源:22.8億ドル(予想:22.6億ドル)
・ブッキング:184億ドル(予想:168.1億ドル)
(12-2月・第2四半期見通し)
・売上高:154.0~160.0億ドル(予想:162.7億ドル)
(24年度通期見通し)
・1株利益(調整後):11.97~12.32ドルに据え置き(予想:12.23ドル)
・売上高:2~5%増に据え置き
・FCF:87~93億ドル据え置き
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美