話題株ピックアップ【夕刊】(3):売れるネット、ネクストーン、WTOKYO

注目
2023年12月20日 15時17分

■売れるネット広告社 <9235>  562円  +80 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値

売れるネット広告社<9235>がストップ高。同社は19日取引終了後、オルリンクス製薬(名古屋市中区)の株式を取得し、子会社化すると発表。オルリンクス製薬は、化粧品・サニタリー用品・健康食品、機能性表示食品などのD2C(ネット通販)事業を行っている企業。株式譲渡実行日は来年2月を予定し、株式取得でD2C事業に参入するほか、既存事業のサービスの利便性向上に努めるとしている。

■NexTone <7094>  1,104円  +85 円 (+8.3%)  本日終値

NexTone<7094>は3日ぶりに急反発した。19日の取引終了後、米国のAudioSalad社とのパートナーシップを新たに構築し、コンテンツ配信先を大幅に拡大したと発表。グローバル市場を網羅したコンテンツ提供が可能になったといい、今後の収益拡大を期待した買いを誘う形となった。AudioSaladは米国の著作権管理団体のSESAC Music Groupの一員。日本ではネクストーンとの提携が初事例となるという。今後、デジタルマーケティングやプロモーション分野でも関係を深めていくとしている。

■W TOKYO <9159>  2,574円  +197 円 (+8.3%)  本日終値

W TOKYO<9159>が大幅続伸した。19日の取引終了後、Web3領域の事業拡大を目的に、TWIN PLANET(東京都渋谷区)やアソビシステム(同)などと合弁会社を設立すると発表。将来的な収益貢献を期待した買いが入ったようだ。合弁会社名はYOAKE entertainment(同)で、12月中をメドに設立する予定。TWIN PLANETが40%、アソビシステムが20%、W TOKYOが14%出資する。暗号資産を活用したアイドル経済圏の拡大とともに、東京ガールズコレクションとのコラボレーションなどを通じ、企業価値の向上を目指す。

■テンダ <4198>  2,628円  +199 円 (+8.2%)  本日終値

テンダ<4198>が大幅高で3日続伸。この日の午前中、ECとCRMのAPIプラットフォーム「prismatix」を運営し、小売業における顧客エンゲージメント向上の支援を行うプリズマティクス(東京都港区)と、パートナーシップ契約を締結したと発表しており、好材料視された。これによりテンダのECサイト構築事業において、新たなビジネスの創出を含め提案力の強化を目指すとしている。

■三菱化工機 <6331>  3,160円  +202 円 (+6.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位

三菱化工機<6331>が大幅続伸。午前11時ごろ、舶用バイオディーゼル燃料のストレートベジタブルオイル(SVO)と低硫黄C重油の混合燃料を使用した国内初の運航に協力したと発表しており、好材料視された。同取り組みは、国土交通省が行う23年度「船舶におけるバイオ燃料の利用に関する調査事業」の一環として、住友大阪セメント<5232>グループのエスオーシー物流が運航する一般貨物船「祥暉丸」が実施した。運航にあたっては、化工機の船舶用油清浄機「三菱セルフジェクター」が使用され、不純物を取り除いただけの植物油(廃食油)を原料としたSVOを10%及び24%添加した混合燃料を補油し、エンジンの燃焼性などをはじめ運転に問題がなかったことを確認したという。

■AeroEdge <7409>  3,110円  +175 円 (+6.0%)  本日終値

AeroEdge<7409>が大幅高で3日ぶりに反発。午前11時ごろ、JR九州<9142>とAM(積層造形、いわゆる3Dプリンティング)を用いた鉄道車両部品の供給に関する取引基本契約を締結したと発表しており、好材料視された。鉄道車両のメンテナンスのための交換部品は一般的に多品種少量だが、AMは設計の自由度が高く、従来型の製造方法で必要とされる金型や治具が不要であることから、納期やコスト、また環境面においても優位性があるという。部品の実用化にあたっては、製品安全とサプライチェーン全体の最適化の両面からの確立が必要であることから、エアロエッジが持つAMの知見と、JR九州の鉄道車両の設計、生産及び運行の知見を統合することで、中長期的な取り組みとして実現を目指すとしている。なお、同件による24年6月期業績への影響はないとしている。

■WHDC <3823>  39円  +2 円 (+5.4%)  本日終値

THE WHY HOW DO COMPANY<3823>が大幅高。同社は19日取引終了後、スミレ会グループ(神戸市須磨区)と感染性廃棄物処理施設事業について基本合意したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。これは同社グループが感染性廃棄物処理施設事業に参入するにあたり、その適正な処理による生活環境の保全と公衆衛生の向上などについて共同研究するもの。基本合意の目的は、スミレ会グループによる感染性廃棄物の排出に際し、同社子会社の宇部整環リサイクルセンターによるその運搬及び中間処理の受託、ポリエチレン混焼法による感染性廃棄物の投入方法や燃焼条件の最適化の検証及び試験情報の共有などとなっている。

■ドリーム・アーツ <4811>  2,918円  +140 円 (+5.0%)  本日終値

ドリーム・アーツ<4811>が3連騰。この日の寄り前、シリコンバレー発のデータセキュリティー企業である米フォータニクス(カリフォルニア州)と技術提携したと発表しており、好材料視された。今回の提携によってフォータニクス社から提供される暗号鍵技術により、ドリムアーツが提供する「SmartDB」ではBYOK(Bring Your Own Key=クラウド上の鍵管理)を実現し、データと暗号鍵の所有者を分離することが可能になるという。データを保持するクラウド事業者であるドリムアーツが万一セキュリティー侵害などを受けてデータ漏えいが発生しても、そこには鍵が含まれないためクラウド上のデータは安全性が保たれるとしており、金融や医療領域に代表されるより厳格なセキュリティー基準への適合が要求される業界や企業に対してもソリューションが提供できるようになるとしている。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

■ロボペイ <4374>  2,599円  +123 円 (+5.0%)  本日終値

ROBOT PAYMENT<4374>が大幅続伸。19日の取引終了後、請求・債権管理クラウド「請求管理ロボ for Salesforce」が、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」や経済情報プラットフォーム「SPEEDA」を展開するユーザベース(東京都千代田区)に採用されたと発表しており、好材料視された。「請求管理ロボ for Salesforce」は、セールスフォース上の顧客・商談・売り上げデータをもとに、請求から入金管理までを可能にする請求管理ソリューション。ユーザベースでは「NewsPicks」事業で「請求管理ロボ for Salesforce」が利用されていたが、セールスフォース上で請求や債権情報が一元管理できるという点、事業特性やプロセスに合わせて柔軟に対応できる点が評価され、ユーザベースでの採用が決定したという。

■アルファ <4760>  1,102円  +46 円 (+4.4%)  本日終値

アルファ<4760>が続急伸。19日の取引終了後、24年8月期の連結業績予想について、最終利益を3000万円から6100万円(前期3億9300万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。連結子会社オーケー企画が現本社の土地・建物を売却するのに伴い、固定資産売却益3100万円を特別利益として計上することなどが要因としている。なお、売上高58億3000万円(前期比8.4%増)、営業利益5000万円(前期3億1400万円の赤字)は従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄

Birdman <7063>  1,336円  +300 円 (+29.0%) ストップ高   本日終値

ホリイフードサービス <3077>  431円  +80 円 (+22.8%) ストップ高   本日終値

テノ.ホールディングス <7037>  523円  +80 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値

CaSy <9215>  1,115円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

ピクセラ <6731>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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