ダウ先物は軟調 高値警戒感が出てもおかしくはない=米国株
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:42)(日本時間22:42)
ダウ先物 37872(-59.00 -0.16%)
S&P500 4812.50(-7.75 -0.16%)
ナスダック100先物 16981.25(-41.75 -0.25%)
米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも軟調な推移が見られている。米株式市場は最高値圏での堅調な推移が続いており、ダウ平均は前日まで9連騰している。さすがに高値警戒感が出てもおかしくはなく、恐怖指数として知られるVIXも先週のFOMC以降、下げ止まる動きを見せ始めている。
先週のFOMCを受けた市場の来年の利下げ期待が米株式市場を下支えしており、S&P500は今月4.4%、年初来で24.2%上昇し、ダウ平均はそれぞれ4.5%、13.3%上昇した。ナスダックは5.5%、43.4%それぞれ上昇し、2020年以来の最高の年を迎えるペースだ。
ストラテジストからは、「最近の値動きはウォール街の信頼感を高めるのに役立っているが、投資家が過信しないよう注意を促している。FOMCに対する奇妙なほどの陶酔的な反応を考えると、センチメントがかなり熱狂的になっていると思われる。短期的な反落がいつあってもおかしくはない」といったコメントも聞かれた。
前日引け後に発表されたフェデックス<FDX>の決算も一服感に繋がっているかもしれない。株価は時間外で下落。9-11月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しは据え置いたものの、売上高は1桁台前半の減収見通しに下方修正していた。
本日は日本時間0時に米中古住宅販売件数やコンファレンスボード消費者信頼感指数が発表される。
引け後の決算はマイクロン<MU>の発表が予定。
(NY時間08:52)(日本時間22:52)時間外
フェデックス<FDX> 249.58(-30.42 -10.86%)
アップル<AAPL> 196.26(-0.68 -0.35%)
マイクロソフト<MSFT> 373.25(-0.01 0.00%)
アマゾン<AMZN> 152.86(-0.93 -0.60%)
アルファベット<GOOG> 140.25(+2.15 +1.56%)
テスラ<TSLA> 256.48(-0.74 -0.29%)
メタ・プラットフォームズ<META> 347.36(-3.00 -0.86%)
AMD<AMD> 139.81(-0.34 -0.24%)
エヌビディア<NVDA> 493.84(-2.20 -0.44%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美