このあと11月の米中古住宅販売件数 減少継続が見込まれる
*米中古住宅販売件数(11月)0:00
予想 375万件 前回 379万件
このあと日本時間0時に11月の米中古住宅販売件数が発表される。予想では年率換算で375万件と6カ月連続の減少が見込まれている。前回10月の販売件数はほぼ1年ぶりの大幅減少となり、2010年以来の低水準となった。住宅ローン金利と価格高止まりが中古市場に引き続き打撃をもたらしている。今回もその流れが続くことが予想されているようだ。
状況改善には在庫の改善が必要だが、この冬から春の販売シーズンにかけて実現する可能性が高いとの見方も出ている。しかし、それはもう少し先の話で、今回は同様の状況と見られているようだ。また、住宅ローン金利の上昇が最大の障害となっているが、11月は10月のピークからは若干低下している。ただ、こちらも好影響が出るにはもう少し時間が必要と見られる。
先行指標として注目される、10月の米中古住宅販売保留件数も予想ほどではなかったが、落ち込みを示していた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美