本日注目すべき【好決算】銘柄 全保連、ファーストA、トーセ (20日大引け後 発表分)

注目
2023年12月21日 7時01分

12月20日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

全保連 <5845> [東証S]  ★今期配当を5円増額修正、配当利回り4.1%に上昇

◆24年3月期の期末一括配当を従来計画の25円→30円(前期は4円)に増額修正した。配当性向の目安を従来の30%程度→40%程度に引き上げることが増額の背景。配当利回りは4.11%に上昇。

サツドラHD <3544> [東証S]  ★上期経常が75%増益で着地

◆24年5月期上期(6-11月)の連結経常利益は前年同期比75.1%増の6.2億円に拡大して着地。主力のドラッグストア店舗が商品単価上昇や季節品の好調、化粧品の回復によって売上高が前年同期を上回ったほか、訪日外国人観光客の需要を取り込んだインバウンド店舗の大幅な伸長なども寄与し、2ケタ増収増益を達成した。

ファーストA <5588> [東証G]  ★23年12月期は初配当1.25円を実施へ

◆従来無配としていた23年12月期の期末一括配当は初配当となる1.25円を実施する方針とした。今期の業績動向などを踏まえ、株主への利益還元を開始する。

岡野バ <6492> [東証S]  ★前期経常を一転62%増益に上方修正

◆23年11月期の連結経常利益を従来予想の4億円→9.1億円に2.2倍上方修正。従来の27%減益予想から一転して61.9%増益見通しとなった。短納期かつ採算性の高い取替部品の販売が増加したことに加え、メンテナンス部門が年間を通じて高稼働率を維持できたことが要因。人的資源の有効活用や採算管理を徹底したことも上振れにつながった。

トーセイ <8923> [東証P]  ★前期最終を4%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

◆23年11月期の連結最終利益を従来予想の100億円→105億円に4.2%上方修正。増益率が17.2%増→22.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。中古区分マンション販売やホテル事業の10月、11月の稼働率および平均客室単価が想定を上回ったことが要因。不動産賃貸事業における修繕費用の計画下振れや一般管理費の抑制なども上振れにつながった。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の64円→66円(前の期は51円)に増額修正した。

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