アンジェス---2023年12月期第4四半期連結会計期間における営業外収益の計上
アンジェス<4563>は20日、2023年12月期第4四半期連結会計期間(2023年10月-12月)における営業外収益の計上を発表。
同社は、新型コロナウイルス感染症向けDNAワクチンの大量生産に向け、厚生労働省の「ワクチン生産体制等緊急整備事業」に採択され、新薬・未承認薬等研究開発支援センター(PDSC)から助成金を交付されていた。同社は、9月のPDSCによる調査、審査により助成金額が確定したことから、2022年12月期連結会計年度末に前受金として計上していた助成金(25.87億円)を、営業外収益(補助金収入)に振替えた。前受金に計上した助成金は、未使用の残余額はない。
同事業は、同社からタカラバイオ<4974>に生産設備等構築の委託を行っており、残余額が発生した。未使用の助成金(概算12.00億円)は、タカラバイオから入金を受け、PDSCに返還する。同事業で支出した消費税は、既に仕入れ税額控除を受けており、タカラバイオ及び同社分を合わせ総額で概算5.00億円をPDSCに返還する。同会計処理により、同ワクチンの開発に関する助成金の会計処理はすべて完了した。
《SI》