米景気先行指数、24年の最初の6カ月は浅い景気後退の可能性を示唆
*米景気先行指数(11月)00:00
結果 -0.5%
予想 -0.3% 前回 -1.0%(-0.8%から修正)(前月比)
日本時間0時に11月の米景気先行指数が発表となった。米経済活動は1カ月前の予測よりペースは遅いものの、再び縮小し、2024年の最初の6カ月は浅い景気後退の可能性を示唆している。コンファレンスボードが発表した11月の景気先行指数は10月に前月比1.0%低下した後、0.5%低下した。
コンファレンスボードによると、11月は住宅指標と労働指標が弱く、株価だけが実質的にプラスに寄与したという。2024年前半には短く浅い景気後退が予想されるとも付け加えた。
しかし、11月までの6カ月間で見れば、3.5%の低下となり、その前の6カ月間の4.3%の低下よりは低下幅が縮小している。
景気先行指数は景気サイクルの転換点を予測する予測変数。この指標は米新規失業保険申請件数、製造業新規受注、新築住宅の建築許可件数、株価、消費者信頼感など10項目から算出される。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美