ダウ平均は反発 基本的な流れに変化なし マイクロンが上昇=米国株序盤
NY株式21日(NY時間10:38)(日本時間00:38)
ダウ平均 37310.40(+228.40 +0.61%)
ナスダック 14905.06(+127.12 +0.85%)
CME日経平均先物 33150(大証終比:+30 +0.09%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。前日は急速に売りが強まり、ダウ平均は475ドル安で終了していた。特段の売り材料はなかったが、このところの急ピッチな上昇で高値警戒感も出ていた。一部からは「プット・オプションに絡んだヘッジ売りが大量に出たことが売りのきっかけを与えた」との指摘も出ている。「買い手も疲弊し、短期的な整理局面が始まっている」といった声も出ていた。
ただ、基本的な流れに変化が出たわけではない。FOMC委員からはけん制発言が相次いでいるものの、市場は来年のFRBの利下げを計1.50%ポイント織り込んでおり、ソフトランディングへの期待も依然根強い。いずれにしろ調整の範囲と見ている投資家が多いようだ。
マイクロン・テクノロジー<MU>が上昇。前日引け後に決算を発表し、第2四半期の売上高見通しが予想を上回っていた。PCやスマートフォン市場の回復は遅れているものの、データセンター需要がそれを補った。アナリストからも前向きな見方が相次いでいる。
ボーイング<BA>が小幅高。中国が2021年4月以来初の787型機の納入を承認した。米中の緊張が緩和される可能性を示し、737マックスの納入がより大幅に再開される前兆となる可能性もあるとの指摘も出ている。
セールスフォース<CRM>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の290ドルから350ドルに引き上げた。前日終値よりも34%高い水準。
なお、引け後の決算はナイキ<NKE>が9-11月期(第2四半期)の発表を予定している。
マイクロン<MU> 84.13(+5.44 +6.91%)
ボーイング<BA> 261.04(+0.79 +0.30%)
セールスフォース<CRM> 265.29(+5.04 +1.93%)
アップル<AAPL> 194.89(+0.06 +0.03%)
マイクロソフト<MSFT> 371.93(+1.31 +0.35%)
アマゾン<AMZN> 153.00(+0.88 +0.58%)
アルファベットC<GOOG> 141.53(+1.87 +1.34%)
テスラ<TSLA> 250.54(+3.40 +1.38%)
メタ・プラットフォームズ<META> 351.55(+2.27 +0.65%)
AMD<AMD> 138.85(+3.38 +2.50%)
エヌビディア<NVDA> 487.15(+6.04 +1.26%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美