イミュノバントが上昇 バセドウ病患者の臨床試験で奏効率50%超えを達成=米国株個別
(NY時間11:17)(日本時間01:17)
イミュノバント<IMVT> 39.59(+3.41 +9.43%)
バイオ医薬品のイミュノバント<IMVT>が上昇。バセドウ病患者を対象とした「バトクリマブ」の24週間臨床試験(フェーズ2)で奏効率が50%を超えたと発表した。680mgを皮下投与した最初のクループ試験(コホート)で、IgG(免疫グロブリンの一種)はクラス最高の最大87%の低下率を示し、12週間投与後の平均IgG低下率は81%であったという。なお、340mgのIgG減少率は低かったとしている。
同薬の忍容性は概して良好であり、初期データセットにおいて新たな安全性シグナルは認められなかったとしている。同社は今後、バセドウ病治療薬「IMVT-1402」の開発に注力し、2024年後半に計画を発表予定だという。
【企業概要】
自己免疫疾患を対象とした治療法を開発するバイオ医薬品会社。IgGの抗体レベルを低下させる新規の完全ヒトモノクローナル抗体を、重症筋無力症、甲状腺眼症、温性自己免疫性溶血性貧血、その他の進行したIgG媒介性自己免疫疾患に対する、皮下注射型の治療薬候補として開発する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美