話題株ピックアップ【夕刊】(3):ウェッジHD、アサカ理研、B&P

注目
2023年12月22日 15時19分

■ウェッジHD <2388>  118円  +18 円 (+18.0%)  本日終値

ウェッジホールディングス<2388>が急伸。この日朝方、これまで非開示としていた24年9月期業績予想について売上高6億6000万円(前期比13.7%減)、最終損益2億円の黒字(前期5億1300万円の赤字)と発表。最終黒字に浮上する見通しを示したことが好感され買われた。事業状況の精査ができたため。売上高については前期実績と現在の足もとの受注状況、今期の受注予想などを総合的に勘案し、前期を下回る見通しになったという。

■アサカ理研 <5724>  1,088円  +150 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値

アサカ理研<5724>はストップ高。同社は21日の取引終了後、トヨタ自動車<7203>とパナソニック ホールディングス<6752>の合弁会社で車載用電池の開発・製造・販売などを手掛けるプライムプラネットエナジー&ソリューションズとの間で、リチウムイオン二次電池のリサイクル技術を活用し資源を回収することを目的とした共同開発契約を締結したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。リチウムイオン二次電池の工場発生端材及び廃リチウムイオン二次電池を原料としたリサイクルプロセスを共同で開発。二酸化炭素排出量の削減につなげる。

■ビーアンドピー <7804>  1,450円  +182 円 (+14.4%)  本日終値

ビーアンドピー<7804>が高い。21日の取引終了後、26年10月期を最終年度とする中期経営計画を策定したと発表。最終年度に配当性向40%とする方針を示しており、これが好感された。最終年度の売上高目標は50億円(23年10月期実績31億7400万円)、営業利益目標は7億5000万円(同4億5200万円)。「シェア拡大」「機能拡大」「領域拡大」の3つの重点戦略を実行し、中長期的な企業価値の向上を目指す。

■エヌエフHD <6864>  1,525円  +187 円 (+14.0%)  本日終値

エヌエフホールディングス<6864>がマドを開けて大幅続伸。同社は増幅器の出力の一部をフィードバック素子を経由してマイナス転換し入力端子に戻すというNF制御技術を駆使し、電子計測機器の製造を手掛けるニッチトップ。その独自技術に定評があり、次世代コンピューティングの最右翼である量子コンピューター分野では量子デバイスの制御や信号検出などの研究で同社の信号処理技術が貢献している。また、水素製造用電源で高実績を持ち脱炭素のテーマに乗るほか、半導体検査装置など製造装置向けに高精度の計測制御デバイスを提供する。足もとの業績も好調であり、24年3月期は営業利益が前期比37%増の6億4000万円と大幅な伸びを見込むが、上期時点で4億4900万円(前年同期比4.8倍)に達しており、一段の上振れが濃厚とみられる。

■クレオ <9698>  1,011円  +96 円 (+10.5%)  本日終値

クレオ<9698>が急反発。21日の取引終了後、24年3月期の配当予想について、期末一括40円から50円(前期40円)へ引き上げたことが好感された。24年3月22日に創立50周年を迎えることを記念して、記念配当10円を実施する。

■水道機工 <6403>  1,520円  +96 円 (+6.7%)  本日終値

水道機工<6403>が大幅続伸。21日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を216億円から230億円(前期比4.9%増)へ、営業利益を1億5000万円から3億5000万円(同54.0%減)へ、純利益を6000万円から2億円(同26.7%減)へ上方修正したことが好感された。従来予想では営業停止処分などによる営業活動への影響を織り込んでいたが、下期工事出来高の増加や営業停止処分後のメンテナンス案件契約の堅調な回復による受注増加などにより、売上高並びに営業利益が想定を上回る見通しとなったとしている。

■小田原エンジニアリング <6149>  2,044円  +113 円 (+5.9%)  本日終値

小田原エンジニアリング<6149>が大幅反発。21日の取引終了後、23年12月期の配当予想について、期末一括40円を同45円に増額修正したことが好感された。なお、前期実績に対しては20円の増配になる予定だ。同時に、新潟県長岡市にxEV車向けの発電・駆動用に使用される平角線コイルを用いた新型モーターの新たな工場を建設すると発表しており、これも好材料視された。子会社小田原オートメーション長岡の近隣に工場及び新社屋を建設する予定で、世界中の自動車メーカーがxEV車の量産を推進するなか、モーター巻線機市場が拡大していることに対応する。

■キャリア <6198>  405円  +21 円 (+5.5%)  本日終値

キャリア<6198>が大幅反発した。21日の取引終了後、介護職や介護職希望者のキャリア相談・リスキリング・転職までを一体的に支援する事業「キャリアスマイルケアカレッジ」の申し込み受け付けを開始したと発表した。経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」に採択された事業とあって、発表を材料視した買いが入ったようだ。申し込み受け付けは21日に開始した。リスキリング講座の受講料の最大全額が補助金として受講生に支給される。介護業界に特化したキャリアコンサルタントが資格取得から転職までサポートし、人手不足が深刻化する介護業界の課題解決を図る。

■ビーマップ <4316>  392円  +17 円 (+4.5%)  本日終値

ビーマップ<4316>が3日ぶりに反発。同社は21日、24年1月1日付で「エンターテインメント事業部準備室」を設置すると発表しており、今後の展開が期待されているようだ。同社が手掛けるさまざまなエンターテインメントのコンテンツと、日常生活に欠かせない交通、流通をはじめとする社会インフラ事業を結びつけるビジネスの展開に取り組むとしている。

■HOUSEI <5035>  499円  +18 円 (+3.7%) 一時ストップ高   本日終値

HOUSEI<5035>が一時ストップ高に買われた。21日の取引終了後、中国の連結子会社がソフトウェア開発やシステムコンサルティング事業を展開する中国の璞華科技から、同国内の金融業界向け情報システム事業を譲り受けることとなったと発表。将来的な収益貢献を見込んだ買いが集まったようだ。金融分野のITエンジニアを受け入れるほか、ローコード開発プラットフォームや基金投資管理プラットフォームなど競争力のある製品を取得。日本市場での販売も目指し、経営資源の有効活用を通じグループの一層の事業拡大につなげる。取得価格は約4億1300万円。

●ストップ高銘柄

ジェイック <7073>  3,025円  +503 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

クオンタムS <2338>  1,730円  -500 円 (-22.4%) ストップ安   本日終値

ピクセラ <6731>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

★元日~4日に、2024年「新春特集」を一挙、"27本"配信します。ご期待ください。

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