菊水化が続落、上期営業利益は7割減益で従来予想から一転減益で着地
菊水化学工業<7953>が続落している。前週末22日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高108億9700万円(前年同期比1.0%減)、営業利益7800万円(同69.6%減)となり、従来予想の売上高118億300万円、営業利益4億1700万円を大きく下回って着地したことが嫌気されている。
建築用塗料、仕上げ塗材及び下塗材・下地調整塗材の需要が多い改修市場を中心に工事の発注・着工が回復傾向で推移したものの、継続する物価上昇による消費マインドの低下、原材料費や物流費の高騰による売上原価の増加などが売上高・利益を圧迫した。
なお、24年3月期通期業績予想は、売上高240億円(前期比7.0%増)、営業利益6億3000万円(同10.6%増)の従来見通しを据え置いている。