話題株ピックアップ【夕刊】(3):メルディアD、マリオン、バンクオブイ
■メルディアDC <1739> 1,006円 +150 円 (+17.5%) ストップ高 本日終値
メルディアDC<1739>がストップ高。前週末22日の取引終了後、プレサンスコーポレーション<3254>がメルディアDに対し、1株1095円で非公開化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。メルディアDの株価はTOB価格にサヤ寄せする動きとなった。買付予定数の下限は41万6400株で、上限は設定しない。買付期間は12月25日から2024年2月13日。TOB成立後、所定の手続きを経て、メルディアDは上場廃止となる見込み。プレサンスは不動産事業の強化につなげる構えで、メルディアDはTOBに対し賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。東京証券取引所は22日、メルディアDを監理銘柄(確認中)に指定した。
■マリオン <3494> 1,911円 +225 円 (+13.4%) 本日終値
マリオン<3494>が急騰。22日の取引終了後、24年1月31日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。効力発生日は2月1日。
■バンクオブイ <4393> 3,765円 +395 円 (+11.7%) 本日終値
バンク・オブ・イノベーション<4393>が急反発。前週末22日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を14万株(発行済み株数の3.50%)、または5億円としており、取得期間は24年1月4日から2月29日まで。中長期的な1株当たり株主価値の向上を図ることが目的としている。
■ファーストブラザーズ <3454> 1,004円 +62 円 (+6.6%) 本日終値
ファーストブラザーズ<3454>が大幅続伸。前週末22日の取引終了後、23年11月期の連結業績に関し、売上高が計画の217億6000万円から222億6000万円(前の期比55.8%増)、最終利益が27億円から31億7000万円(同2.7倍)に上振れして着地したようだと発表。これを好感した買いが入ったようだ。想定よりも物件の売却が前倒しで進んだ。賃貸収益が計画を上回ったほか、経費が予想よりも圧縮されたことも業績の押し上げ要因となった。あわせて同社は24年11月期の配当について、株主資本配当率(DOE)2.0%を目安とした期末配当に加え、中間配当として23年11月期の利益の一部を株主に還元する方針を示した。23年11月期の配当予想は据え置いた。
■フロンティM <7038> 1,574円 +39 円 (+2.5%) 本日終値
フロンティア・マネジメント<7038>が3日ぶりに反発。前週末22日の取引終了後、子会社フロンティア・キャピタル(FCI)が、福島県を地盤とする建設会社である三立土建(福島県下郷町)グループと資本・業務提携を行うと発表しており、好材料視された。フロンティア・マネジメントグループが数多くの地域企業向けコンサルティングで培ったノウハウを生かし、三立土建グループと一体となって経営を推進することで、三立土建グループの成長ポテンシャルの確実な実現及び企業価値の更なる向上、ひいてはそれを通じた地域活性化が期待できると判断したという。なお、23年12月期業績への影響はないとしている。
■アーバネット <3242> 405円 +10 円 (+2.5%) 本日終値
アーバネットコーポレーション<3242>が続伸。前週末22日の取引終了後、24年6月期の連結業績予想について、売上高を250億円から270億円(前期比33.2%増)へ、営業利益を25億円から25億5000万円(同5.0%増)へ、純利益を15億円から15億5000万円(同7.1%増)へ上方修正したことが好感された。同時に、東京都南西部並びに神奈川県北部でエンドユーザー向け戸建・テラスハウスなどの分譲事業を行うケーナイン(東京都世田谷区)の全株式を24年2月29日の予定で取得し子会社化すると発表しており、この影響を織り込んだ。なお、取得価額は非開示としている。
■ビジ太田昭 <9658> 2,138円 +34 円 (+1.6%) 本日終値
ビジネスブレイン太田昭和<9658>が続伸。前週末22日の取引終了後、システム開発やITインフラサポート事業などを手掛けるトゥインクル(東京都多摩市)の全株式を24年1月29日の予定で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。グループのシステム構築・運用事業におけるシステム基盤のサービスやソリューション、並びにBPO事業におけるコールセンター業務などの強化を図ることが狙い。取得価額は概算で30億円。なお、同件による業績への影響は精査中としている。
■ニューラルグループ <4056> 1,090円 +17 円 (+1.6%) 本日終値
ニューラルグループ<4056>が4日ぶり反発。前週末22日の取引終了後、共同通信社(東京都港区)とデジタルサイネージ領域で資本・業務提携すると発表。共同通信社のサイネージ向けコンテンツの販売代行などを行う。資本面では共同通信社を割当先とする第三者割当増資を実施するとともに、大手アパレル製造卸のクロスプラス<3320>に対する第三者割当増資も行う。共同通信社、クロスプラスにそれぞれ9万416株を割り当てる。
■太洋物産 <9941> 827円 +7 円 (+0.9%) 本日終値
太洋物産<9941>が6営業日ぶりに反発。同社は22日取引終了後、中国の企業などと越境EC事業を行う合弁会社を設立すると発表しており、これが材料視されたようだ。合弁会社は山東省威海市威海総合保税区内に現地法人を設立し、税制面でのメリットを受けることを予定するほか、中国輸出商権を確保し、更なる収益確保を目指すという。なお、同社の出資比率は30%で、24年9月期から関連会社になるとしている。
■フュートレック <2468> 214円 -28 円 (-11.6%) 本日終値
フュートレック<2468>が急落。前週末22日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を15億円から12億5000万円(前期比24.8%減)、営業損益を4000万円の赤字から1億3500万円の赤字(前期2億5300万円の赤字)へ、最終損益を8000万円の赤字から1億9500万円の赤字(同6億6300万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気された。第4四半期に売り上げ計上を計画していた音声収録に関する業務をはじめ、一部の受託業務が受注に至らなかったため音声認識事業の売上高が想定を下回ったことに加えて、デジタルマーケティング事業で新規顧客への売り上げが計画に対して減少する見込みとなったことなどが要因としている。
●ストップ高銘柄
パルマ <3461> 439円 +80 円 (+22.3%) ストップ高 本日終値
アーキテクツ <6085> 630円 +100 円 (+18.9%) ストップ高 本日終値
かっこ <4166> 946円 +150 円 (+18.8%) ストップ高 本日終値
ホリイフードサービス <3077> 530円 +80 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値
Welby <4438> 703円 +100 円 (+16.6%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
クオンタムS <2338> 1,330円 -400 円 (-23.1%) ストップ安 本日終値
ピクセラ <6731> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、2銘柄
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株探ニュース