サンマルクHD Research Memo(2):魅力ある業態を多数保有する岡山発の外食大手チェーン

特集
2023年12月25日 17時32分

■会社概要

1. 会社概要と沿革

サンマルクホールディングス<3395>は、創業来「私たちはお客様にとって最高のひとときを創造します」を経営理念に掲げ、「ベーカリーレストラン・サンマルク」「サンマルクカフェ」「鎌倉パスタ」等の運営及び各種業態開発を行う大手外食チェーンである。1983年に岡山県で創業し、高級レストランの雰囲気でコース料理と焼き立てパンを味わえる業態「ベーカリーレストラン・サンマルク」のチェーン展開に成功した。1999年にはセルフサービス型カフェ「サンマルクカフェ」を開発し、同社最大の店舗数に成長させる。その後も新業態を次々に自社開発し、現在では20ブランド以上、全国に774店舗(直営750店舗、FC24店舗)を展開するまでに成長した。創業来、セントラルキッチンを持たずに店内で調理を行うことや、パンはお店で焼き立てを出すこと、直営店を中心に展開することなどにこだわりを持ち、同社の強みの源泉となっている。2006年3月には持株会社体制に完全移行し、現在では連結子会社4社、非連結子会社3社で構成される企業グループとなっている。1995年12月には株式の店頭公開、2003年3月には東証一部に昇格、2022年4月にはプライム市場に移行した。

2. 事業セグメント

同社の事業セグメントはレストラン事業、喫茶事業の2つである。レストラン事業は「ベーカリーレストラン・サンマルク」「ベーカリーレストラン・バケット」の西洋風レストランの他、回転ずし店「すし処函館市場」、スパゲティ専門店「生麺専門鎌倉パスタ」、ドリア専門店「神戸元町ドリア」などの運営を行う。創業来の中核事業であり、全社売上高の58.2%(2024年3月期第2四半期)、全社営業利益の60.7%(同)を構成する。喫茶事業は、コーヒーショップ「サンマルクカフェ」、フルサービス喫茶「倉式珈琲店」などの運営を行う。全社売上高の41.8%(同)、全社営業利益の39.3%(同)を構成する。コロナ禍の影響をより大きく受けた業態であり、不採算店の撤退も多かった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《SO》

提供:フィスコ

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