助川電気など買われる、核融合発電の大規模な産官学連携組織発足の報道で思惑買い
助川電気工業<7711>はカイ気配スタート。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に向けた思惑を背景に原発関連の一角として今月上旬に人気化する場面があったが、足もとでは核融合発電関連が株式市場で改めてテーマ性を帯びるなか投資家の視線が向かっている。26日付の日本経済新聞朝刊が「核融合発電の実用化に向けた産官学の連携組織が2024年3月に発足する」と報じた。IHI<7013>をはじめ核融合炉の建設に関わる企業や素材メーカー、商社、スタートアップなど約50の企業・団体が参加し、技術開発や販路開拓を進める見通しにあることが伝わったことで、関連銘柄の株価を刺激している。そのなか、IHIが買い優勢で始まったほか、助川電気も物色人気化した。助川電気は研究機関向けに核融合関連製品を納入しており、同関連としてはマーケットで象徴株的な位置付けにあり、投資資金を誘導している。