米軍が25日夜、「カタイブ・ヒズボラ」の施設3カ所を空爆
CNNによると、米軍は25日夜、イラクで親イラン民兵組織「カタイブ・ヒズボラ」と関連グループが使っていた施設3カ所を空爆した。イラクで米兵3人が負傷した攻撃などを受けてバイデン大統領が指示した。米中央軍は空爆でカタイブ・ヒズボラのメンバー複数が死亡した可能性が高いと発表。民間人の被害はなかったと見られる。
オースティン国防長官がバイデン大統領に報告し、大統領が複数の選択肢の中から空爆を命じたという。オースティン氏は声明で、エルビル基地などイラク、シリアでの米軍への攻撃に対し、「必要で相応な」報復を実行したと述べた。米国家安全保障会議の報道官によると、空爆の標的となったのは無人機の作戦に特化した施設だった。
米国家情報長官(DNI)のウェブサイトによれば、カタイブ・ヒズボラはイラクとシリアで米要員に大きな脅威を及ぼしている。イラクから米軍と有志連合の部隊を追放する狙いがあるとみられる。