ダウ平均は小反発 高値警戒感とともにクリスマス・ラリーへの期待感根強い=米国株序盤

市況
2023年12月27日 1時04分

NY株式26日(NY時間10:52)(日本時間00:52)

ダウ平均   37471.60(+85.63 +0.23%)

ナスダック   15041.93(+48.96 +0.33%)

CME日経平均先物 33350(大証終比:+130 +0.39%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は小反発。NY市場はクリスマス明けの相場がスタートするが、高値警戒感と同時に年末にかけてのクリスマス・ラリーへの期待感も根強い。エコノミストからは来年は各国でインフレが正常な水準に戻るとの見方が少なくない。2024年末までには大半の主要国でインフレは目標値かそれに近い水準に達しているはずだという。インフレ低下は家計の購買力を高め、中銀の利下げを可能にすることから、成長をサポートするというのが楽観的なソフトランディングのシナリオだ。

米インフレはFRBが重視するPCEデフレータで2.2%まで鈍化するとの見通しも出ている。先週発表の11月のPCEデフレータは総合指数で2.6%まで鈍化し、コア指数も3.2%まで鈍化している。

すでに市場はそれを先取りし、FRBは来年3月に利下げを開始し、0.25%ずつなら5回以上の利下げを織り込んでいる。中には利下げ開始はもう少し後ずれするものの、大幅利下げがあるとの見方も出ている模様。

利下げとソフトランディングへの期待が米株式市場を支えている。

英プレミアムリーグのマンチェスター・ユナイテッド<MANU>が上昇。英資産家ラトクリフ氏が同クラブの株式取得を完了した。ラトクリフ氏はマンUの25%株式を1株33ドルで取得する。約54億ドルでの評価で、当初期待されていた60億ドルは下回る。

バイオテクノロジーのレイズバイオ<RYZB>が100%急伸。ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>が同社を買収することで合意した。全て現金での取引で、1株62.50ドルで買収する。先週末終値よりも2倍以上高い水準。

インテル<INTC>が上昇。取引開始前にイスラエル側とキルヤット・ガトのウエハー製造事業の拡大を支援するインセンティブ・パッケージで合意に達したと発表した。

マンU<MANU> 20.21(+0.37 +1.86%)

インテル<INTC> 49.38(+1.38 +2.88%)

レイズバイオ<RYZB> 61.40(+30.83 +100.85%)

アップル<AAPL> 193.11(-0.49 -0.25%)

マイクロソフト<MSFT> 374.77(+0.19 +0.05%)

アマゾン<AMZN> 153.65(+0.23 +0.15%)

アルファベットC<GOOG> 143.04(+0.32 +0.22%)

テスラ<TSLA> 255.81(+3.27 +1.29%)

メタ・プラットフォームズ<META> 355.97(+2.58 +0.73%)

AMD<AMD> 141.56(+1.96 +1.40%)

エヌビディア<NVDA> 492.42(+4.12 +0.84%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.