半導体関連への見直し買い続く SOXは最高値更新=米国株個別
(NY時間13:32)(日本時間03:32)
フィラデルフィア半導体指数(SOX):4201.39(+68.54 +1.66%)
インテル<INTC> 50.40(+2.40 +4.99%)
本日はインテル<INTC>が上昇しており、フィラデルフィア半導体指数(SOX)は最高値を更新している。ただ、それだけではなく、このところの半導体関連株には見直し買いが活発化している。
スマートフォンやコンピューティングチップの過剰在庫の解消が報告されており、需要の底打ち期待が半導体関連への買いに繋がっているようだ。クアルコム<QCOM>やAMD<AMD>といったスマートフォンやコンピューティングチップの設計企業から、過剰在庫の縮小が報告されており、これまで最悪の落ち込みを記録していた半導体業界も2024年には大きな曲がり角を迎えると期待されている模様。
7-9月期(第3四半期)の主要モバイル・チップ・メーカーの平均在庫日数は129.7日、コンピューティングの平均在庫日数は118.6日となっており、3月以降それぞれ12%、21%減少している。
来年になってスマートフォンの需要が改善し、AI関連の高性能チップの供給不足が緩和されれば、この傾向はさらに加速する可能性があると見られている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美