東京株式(前引け)=大幅続伸、米株高に追随し強気優勢
27日前引けの日経平均株価は前営業日比352円47銭高の3万3658円32銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億4309万株、売買代金概算は1兆7256億円。値上がり銘柄数は1367、対して値下がり銘柄数は244、変わらずは48銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方からリスク選好の地合いとなり、寄り後も上げ足を強める展開となった。前日の米国株市場でNYダウなど主要株価指数が揃って上昇、来年の利下げ期待を背景にクリスマス明けも強気優勢の地合いが続いたことで、東京市場でも買い安心感が広がった。プライム市場全体の8割以上の銘柄が上昇したが、特に売買代金上位の銘柄はほぼ全面高様相となり、上位50傑で下落した銘柄はわずか2銘柄のみだった。前引け近くになって日経平均は上げ幅を縮小したものの1%を超える上昇を維持した。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>など主力どころをはじめ幅広く半導体関連株が買いを集めた。川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>など海運株の上げ足が目立ち、三菱重工業<7011>も上昇した。ブイ・テクノロジー<7717>が値を飛ばし、gumi<3903>、アトラエ<6194>も急伸。イーレックス<9517>も物色人気に。半面、霞ヶ関キャピタル<3498>が軟調、マクニカホールディングス<3132>も利食われた。三陽商会<8011>、山崎製パン<2212>なども売りに押された。