話題株ピックアップ【昼刊】:瑞光、セプテニHD、ハローズ

注目
2023年12月28日 11時38分

■瑞光 <6279>  1,730円  +209 円 (+13.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ

瑞光<6279>がカイ気配スタート。27日の取引終了後、24年2月期第3四半期累計(2月21日~11月20日)の連結決算を発表。売上高は前年同期比7.5%増の169億円、経常利益は同60.8%増の14億6400万円となった。経常利益は通期の計画(14億5000万円)を上回り、これを好感した買いが入ったようだ。第3四半期累計では受注済み案件の履行義務の充足が進み、製品別では引き続き大人用紙おむつ製造機械が好調に推移した。第2四半期以降は原価率も改善した。最終利益は同30.3%減の10億2000万円。前年に投資有価証券売却益の計上や、中国企業との訴訟での和解金受け取りによる特別利益があった反動が出た。

■セプテニHD <4293>  521円  +41 円 (+8.5%)  11:30現在

セプテーニ・ホールディングス<4293>は大幅高で年初来高値更新。香港拠点のオアシス・マネジメントが28日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、セプテニHD株の保有割合が9.90%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入っている。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としている。報告義務発生日は12月21日。

■ハローズ <2742>  4,340円  +195 円 (+4.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位

ハローズ<2742>が大幅高。27日の取引終了後、24年2月期の期末配当予想について、創立65周年を迎えたことに伴う記念配当2円を新たに加えて、これまでの計画の22円から24円に引き上げると発表した。年間配当予想は記念配当2円を含めて44円(前期は100店舗達成の記念配当2円を含めて42円)となり、評価されたようだ。あわせて24年2月期第3四半期累計(3~11月)の単体決算を発表。営業収益は前年同期比12.6%増の1445億4300万円、経常利益は同17.1%増の77億5700万円だった。

■ユーグレナ <2931>  720円  +30 円 (+4.4%)  11:30現在

ユーグレナ<2931>が続伸した。27日の取引終了後、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の普及に向け、シナネンホールディングス<8132>傘下のシナネン、燃料の卸売りや運送を手掛ける平野石油(東京都台東区)と、京浜地域での協業を開始したと発表。これが株価の支援材料となったようだ。ユーグレナが、全国各地で燃料供給施設を運営するシナネンにサステオを供給する。シナネンは販売拠点として、横浜市内にある「シナネンオイルスクエア鶴見」を活用。平野石油は小口で燃料を必要とする建設会社などの顧客に向けたサステオの配送を担う。

■ナガイレーベン <7447>  2,505円  +100 円 (+4.2%)  11:30現在

ナガイレーベン<7447>は5連騰で連日の年初来高値更新。27日の取引終了後に発表した24年8月期第1四半期(9~11月)の連結決算は、売上高が前年同期比3.2%増の30億4800万円、最終利益が同4.2%増の4億6400万円だった。増益を確保して着地したことを評価した買いが株価を押し上げたようだ。主力のヘルスケアウェアは2%の増収。患者ウェアのシェアアップも売り上げ面に寄与した。海外生産比率の上昇や販売価格改定の効果も利益を押し上げる要因となった。

■宝&CO <7921>  2,718円  +89 円 (+3.4%)  11:30現在

TAKARA & COMPANY<7921>が続伸し、2020年9月以来およそ3年3カ月ぶりの高値をつけた。27日の取引終了後、24年5月期第2四半期累計(6~11月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比4.9%増の150億300万円、最終利益は同12.2%増の16億8100万円となった。最終利益の通期計画に対する進捗率は約65%に上り、直近3カ月間の9~11月期の最終利益は同72%増と好調に推移した。業績の上振れを期待した買いが入ったようだ。11月中間期においてディスクロージャー関連事業では、統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」や統合報告書の売上高が増加した。国内で国際会議やイベントの開催機会が回復するなか、通訳・翻訳事業も増収増益となった。

■ハイデイ日高 <7611>  2,783円  +55 円 (+2.0%)  11:30現在

ハイデイ日高<7611>が3日ぶり反発。日本経済新聞電子版が28日、「ハイデイ日高の2023年3~11月期は単独営業利益が前年同期比23倍の35億円前後となったもようだ」と報道。これを手掛かりに買われたようだ。同社の24年2月期通期の売上高は前期比23.1%増の470億円、営業利益は同6.7倍の41億5000万円の見通し。

■レスターHD <3156>  2,779円  +16 円 (+0.6%)  11:30現在

レスターホールディングス<3156>がしっかり。27日の取引終了後、デクセリアルズ<4980>と、半導体やケミカル材料、その他デバイスの販売・マーケティング領域における戦略的パートナーシップ形成に向けた協議を行うことで合意したと発表。業績へのプラス効果を期待した買いが入ったようだ。最先端材料で豊富な知見を持つデクセリと戦略的パートナーシップを構築し、販売・マーケティング活動の強化につなげる。デクセリの商材を基軸として、車載及びフォトニクス分野の販路開拓を行うほか、アジア地域で生産性の高い販売オペレーションの運営体制も整える。

■トレンドマイクロ <4704>  7,618円  -474 円 (-5.9%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ

トレンドマイクロ<4704>が大幅安。きょう28日に12月期末配当の権利落ち日を迎え、権利取り狙いで買っていた向きの売りが出ている。同社は11月の四半期決算発表時に、23年12月期末配当の総額を1000億円とする大規模な配当実施目標を示していた。1株当たり配当目標金額は約738円(9月末時点の配当支払対象株式数に基づく)と想定しており、これが意識されているようだ。

■川崎汽船 <9107>  6,090円  -260 円 (-4.1%)  11:30現在

川崎汽船<9107>や商船三井<9104>、日本郵船<9101>が軒並み安となり、東証の業種別指数で「海運業」は下落率でトップとなった。デンマークの海運大手APモラー・マースクが27日、今後数日から数週の間に、スエズ運河と紅海を経由してコンテナ船を数十隻運航することを計画していると明らかにしたと報じられている。紅海ではイエメンの親イラン武装組織フーシによる商船攻撃が相次ぎ、海上運賃の上昇の思惑が広がるなか、マースクは24日にも船舶航行再開に向けた準備を進めていることを明らかにしていた。海運大手の方針に変化がないとの受け止めから、海上運賃上昇を巡る思惑も再び後退する形となり、海運株への売りを促したようだ。

■DCMホールディングス <3050>  1,313円  -47 円 (-3.5%)  11:30現在

DCMホールディングス<3050>が5日ぶりに反落した。27日の取引終了後、24年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。今期の経常利益の見通しを306億円から280億円(前期比5.3%減)に引き下げた。ケーヨー<8168>の連結子会社化による影響などを反映した。段階取得差益による特別利益の計上もあって、最終利益予想は引き上げたものの、3~11月期は増収ながら消費者の節約志向などを背景に厳しい事業環境にあったことも意識され、業績の更なる上振れを期待していた投資家の売りを促したようだ。今期の営業収益予想は据え置いた。既存店売上高は当初の見込みを下回っているものの、ケーヨーの売上高が加わることを踏まえたという。3~11月期の営業収益は前年同期比1.1%増の3608億1400万円、経常利益は同9.4%減の228億1800万円、最終利益は同38.0%増の215億5500万円となった。

■JT <2914>  3,609円  -110 円 (-3.0%)  11:30現在

JT<2914>やキヤノン<7751>など12月期決算銘柄が総じて安い。この日は12月期末の配当と株主優待の権利落ち日となり、この影響が出ている。堀場製作所<6856>やAGC<5201>、花王<4452>が下落し、クボタ<6326>や住友林業<1911>、INPEX<1605>が軟調。ミズホメディー<4595>とムゲンエステート<3299>が大きく水準を切り下げた。

■麻生フオームクリート <1730>  661円  +100 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在

麻生フオームクリート<1730>は3日ぶり急反発している。東京証券取引所が27日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を28日売買分から解除すると発表。取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買われているようだ。日本証券金融も28日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。

■まぐまぐ <4059>  577円  +80 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在

まぐまぐ<4059>がストップ高。同社は27日、メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」で米著名投資家ジム・ロジャーズ氏が有料メールマガジンの配信を始めると発表。これを材料視した買いを集めている。配信開始は来年1月7日から。ロジャーズ氏の相場展望や投資戦略などを解説するほか、読者からの質問に答えるQ&Aコーナーを開設するなど、日々の投資判断に役立つ情報を配信するという。

■BTM <5247>  2,122円  +290 円 (+15.8%) 一時ストップ高   11:30現在

BTM<5247>が一時ストップ高まで買われた。同社は27日取引終了後、いよぎんホールディングス<5830>傘下の伊予銀行とビジネスマッチング契約を締結したと発表。これが材料視されているようだ。同社と伊予銀は、地方企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)などに向け協業体制を構築することで一致。同社は未開拓のエリアでの案件獲得を目指すとしている。

●ストップ高銘柄

AIPF <7345>  488円  +80 円 (+19.6%) ストップ高   11:30現在

マツモト <7901>  3,100円  +500 円 (+19.2%) ストップ高   11:30現在

ジィ・シィ企画 <4073>  668円  +100 円 (+17.6%) ストップ高   11:30現在

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

ジェイック <7073>  4,130円  -1,000 円 (-19.5%) ストップ安売り気配   11:30現在

以上、1銘柄

★元日~4日に、2024年「新春特集」を一挙、"27本"配信します。ご期待ください。

→→ 「新春特集」の記事一覧をみる

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.