外為サマリー:141円60銭台に上昇、仲値に向けドル買い強まる
29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=141円63銭前後と前日の午後5時時点に比べて80銭強のドル高・円安となっている。
28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=141円41銭前後と前日に比べて40銭強のドル安・円高で取引を終えた。米利下げ観測などから一時140円25銭まで下押したが、その後は米長期金利の上昇を手掛かりに下げ渋った。
足もとでドル安・円高が進んだ反動もあり、この日の東京市場のドル円相場はドル買い・円売りが優勢となっている。仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)に向けては一段とドル買いが強まり、午前9時50分過ぎには141円67銭まで上伸する場面があった。ただ、時間外取引の米長期金利が前日と比べて横ばい圏で推移するなど、ドルを積極的に買う材料に欠けることから更に上値を追う勢いには乏しい。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1076ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=156円88銭前後と同40銭弱のユーロ高・円安で推移している。