決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】 … 高島屋、Jフロント、クスリアオキ (12月22日~28日発表分)

特集
2023年12月30日 15時30分

―決算で売られた銘柄! 下落率ランキング―

企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の水準から29日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1 クスリアオキ <3549>

24年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益は前年同期比38.0%減の69.8億円に落ち込んだ。

▲No.4 DCM <3050>

24年2月期の連結経常利益を従来予想の306億円→280億円(前期は295億円)に8.5%下方修正し、一転して5.3%減益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の187億円→225億円(前期は181億円)に20.3%上方修正し、増益率が3.1%増→24.1%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

▲No.5 象印 <7965>

23年11月期の連結経常利益は前の期比11.7%増の64.9億円に伸びたが、24年11月期は前期比12.3%減の57億円に減る見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード 銘柄名    市場  下落率  発表日 決算期 経常変化率

<3549> クスリアオキ  東P   -8.37   12/28  上期   -37.96

<8011> 三陽商     東P   -5.08   12/27   3Q    52.45

<3086> Jフロント   東P   -4.50   12/26   3Q    61.99

<3050> DCM     東P   -3.07   12/27   3Q    -9.39

<7965> 象印      東P   -2.99   12/25 本決算   -12.25

<8276> 平和堂     東P   -2.65   12/28   3Q    14.21

<2935> ピックルス   東P   -1.86   12/28   3Q    3.62

<8233> 高島屋     東P   -1.34   12/25   3Q    46.41

<3333> あさひ     東P   -0.63   12/25   3Q    -4.97

<4825> WNIウェザ  東P   -0.37   12/28  上期    -1.98

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした29日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「%」。本決算の経常変化率は今期予想。

「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

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