ＰＮＭが下落　アバングリッドが合併契約を解消＝米国株個別

（NY時間10:23）（日本時間00:23）

ＰＮＭ<PNM>　39.02（-2.58　-6.20%）

アバングリッド<AGR>　33.76（+1.35　+4.17%）

電力のＰＮＭリソーシーズ<PNM>が下落。合併で合意していたアバングリッド<AGR>が１２月３１日までにすべての最終的な規制当局の承認を得られなかったため、合併契約を解消したと発表した。ニューメキシコ州規制当局の合併拒否に対する裁判所の審査や、その後の規制措置の解決時期については明かにされていない。

ＰＮＭ側は「アバングリッドの決定に非常に失望している」と声明で述べた。ＰＮＭの取締役会は合併協議の延長を承認したが、アバングリッド側が受け入れなかった。

【企業概要】

＊ＰＮＭリソーシーズ

ニューメキシコ州とテキサス州において、子会社の公益事業会社を通じ発電・送電・配電等の電気および電気関連サービスを提供する。高いレベルの電気信頼性を維持するとともに、排出ガスのない発電所への移行を含め、環境政策に取り組む。

＊アバングリッド

米国のニューヨーク州・ニューイングランド州とその他の州で、ディーゼルタービンによる発電所や水力・太陽光・風力・バイオマスによる再生可能エネルギー発電所を運営し、個人・企業・政府機関等向けに電力を供給する。また、天然ガスの供給・輸送・販売も行う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美