株価指数先物【引け後】 朝方の売り一巡後はショートカバーが優勢

市況
2024年1月4日 18時11分

大阪3月限

日経225先物 33230 -190 (-0.56%)

TOPIX先物 2375.0 +11.0 (+0.46%)

日経225先物(3月限)は、前日比190円安の3万3230円で取引を終了。寄り付きは3万2970円とシカゴ日経平均先物清算値(3万3065円)を下回り、節目の3万3000円を割り込んで始まった。ショートが強まるなか、寄り付き後ほどなくして一時3万2670円まで下落幅を広げる場面も見られた。ただし、売り一巡後は前場終盤にかけてショートカバーが入り、3万3150円まで下げ幅を縮めると、ランチタイムでは3万3100円を挟んで底堅い値動きとなった。後場終盤にかけて3万3280円まで買い戻されており、朝方の売り一巡後はショートカバーが優勢となった。

日経225先物は節目の3万3000円を下回ってのスタートとなるなか、一気にボリンジャーバンドの-1σまで下落した。東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]、ソフトバンクグループ<9984> [東証P]、ファーストリテイリング<9983> [東証P]の下げが日経平均株価を押し下げた影響が大きかった。

一方で、東証プライムの騰落銘柄は、値上がり数が7割を超えるなど、売り一巡後はプラスに転じる銘柄が目立っていた。これにより日経225先物は前場終盤にかけて25日移動平均線をクリアしており、チャート上では長い下ヒゲを残す格好となった。そのため、25日線と+1σとのレンジから再び+1σが意識されてきそうだ。

なお、NT倍率は先物中心限月で13.99倍に低下した。14.08倍辺りで推移していた25日、200日線を割り込み、13.92倍辺りの75日線水準まで一気に下げてきた。NTショートの流れが強まり、昨年12月の低下局面で支持線として機能していた75日線に接近している。米ハイテク株の動向次第ではあるが、NTショートの巻き戻しが入りやすい水準まで低下してきた。

手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が4万2835枚、ソシエテジェネラル証券が2万2124枚、サスケハナ・ホンコンが8226枚、JPモルガン証券が7604枚、SBI証券が4108枚、バークレイズ証券が4094枚、楽天証券が3498枚、ゴールドマン証券が2143枚、野村証券が1995枚、ビーオブエー証券が1610枚だった。

TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が4万6113枚、ソシエテジェネラル証券が3万1383枚、ビーオブエー証券が9822枚、バークレイズ証券が8424枚、JPモルガン証券が8422枚、ゴールドマン証券が6895枚、サスケハナ・ホンコンが6024枚、モルガンMUFG証券が4314枚、野村証券が2753枚、BNPパリバ証券が1419枚だった。

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