「RIZAPグループ瀬戸社長登壇!著名投資家DAIBOUCHOU氏が話題のchocoZAPを質問攻め」Vol.6

材料
2024年1月5日 9時00分

「RIZAPグループ瀬戸社長登壇!著名投資家DAIBOUCHOU氏が話題のchocoZAPを質問攻め」Vol.5の続き

■出演者

RIZAPグループ株式会社<2928> 代表取締役社長 瀬戸 健様

著名投資家 DAIBOUCHOU氏

株式会社フィスコ マーケットレポーター 高井 ひろえ(司会進行役)

―――

●DAIBOUCHOU

そうですか。分かりました。そうしたら、9つ目の質問なのですが、札証上場をされていると思うんですけど、東証へのくら替え上場っていうのはご検討されていないのでしょうか。

■RIZAP 瀬戸

これは本当になかなか率直に申し上げることは難しいところではあるんですけど。前に比べると、chocoZAPに集中的に投資しているところもあって、また、事業もだんだんシンプルになってきているのもありまして、実は今は、やりやすい環境には近づいているっていうところではございます。ですので、ここは、やはりよいタイミングというか、そこのところで。そこはなかなか申し上げることはできないんですが、一つの延長線上にはあるのかなというところでは考えています。

●DAIBOUCHOU

じゃ、可能性は、なくはないということで。

■RIZAP 瀬戸

そうですね。そこは、その前提で動いているというところではございます。

●DAIBOUCHOU

分かりました。結構、札証を買えない証券会社も多いものですから、お願いします。

■RIZAP 瀬戸

そうですね、そこは。かしこまりました。

●DAIBOUCHOU

ありがとうございます。それでは、最後の質問となりますけど、chocoZAPの今後の成長可能性について、お聞かせいただけますでしょうか。

■RIZAP 瀬戸

はい、まず、日本のフィットネスということでは、参加率っていうのは、実は主要先進国での断トツの最下位なんです。そこにおいて、コロナ禍においても、コロナ以前においても、それが成長していないのは日本だけだったんです。主要先進国でですね。ほかの国々っていうのは、徐々にではありますけど、フィットネス参加率っていうのは上がってきているっていう中で、日本は非常に低い参加率となってしまっていたというところです。

幸福度でも日本は途上国というところでございます。そういった中で、我々が検証したデータとして、実はフィットネス参加率と幸福度の間に強い相関があることが判明しまして、ろんな研究成果も徐々に出てきているんですけど、運動することの効果。つい先日、厚生労働省が発表して、いろんな研究結果から、運動が与える影響っていうのが、鬱傾向の改善だったりとか、ストレスの減少だったりとか、いろんな前向きな生活、健康のみならずあらゆることで非常に多くのことに効果があるっていうことが、研究結果からも既に証明されてきておりまして、我々としてはきっかけを提供したいと考えています。

難しく考えて、運動とはこうあるべきだみたいな感じで提案していくのは、もちろんそれは必要かもしれないんですが、そういった難しく理想を掲げすぎた結果、フィットネス参加率とか運動が遠のいてしまうっていうのは本末転倒だと思っておりまして。より誰もが、初心者の方でも、運動未経験者の方でも、肩身の狭い思いをすることなく、気軽に簡単にご利用いただけるような、そういったサービスの在り方っていうのを我々は模索しています。

また、運動習慣のきっかけとして、別にマッサージチェアとかを置いてあるために来ていただいてもいいと思いますし、運動し終わった後にマッサージチェアでリラックスできるとか、1日のストレスがたまった後でマッサージチェアを利用するとか、ホワイトニングとかエステをやりながら、運動習慣を身につけて、ついでにやっていただくとか、いろんなものがきっかけでも、運動習慣を身につけていただくような、そういった目的を見失ってはいけないと思っていますので、我々としては、より柔軟にフィットネス参加率が上がるためには、どういうふうなアプローチ、ご提案を差し上げることが日本のフィットネス参加率を向上させていくことなのかということを考えながら、ある意味、未経験の方々とか、チャレンジされる以前の方々に対して、新しい提案をしていきたいなと。

そういった中で、運動を特別なものから身近なものに変えていきたいということで、今までは、1時間以上の時間を確保したり、無理をしてでも頑張ったりとか、目標達成という明確な目標があってしかるべきのような、そういったふうにとらわれていたものというのを、1日たった5分でも、本当にエスカレーターを使うんじゃなくて階段を歩くみたいな、そういった気軽なことから始めて、日常生活の延長線上で、私服でもご利用いただけるという。やはり着替えることは、海外とか、アメリカとかであれば、外でスーツという習慣がそもそもあまりないというか、そういった私服と家の中の服と外の状態が、靴とかも履き替えも必要ないとか、そういったところで、実は参加する、利用されるには利用されるだけの生活の延長線上にまさにあるっていうことだったりすると思いますので、よりいつもの生活と変わらない、延長線上でできる、気軽にできるっていうことを我々はポイントに挙げて、お客様に提案していきたいなと。

その結果、運動習慣のきっかけになって、フィットネス参加率を、アメリカは20%を超えていますから、我々も20%を超えるような提案を差し上げて、寄与できていけばいいのかなと考えています。

その中で、きっかけとして、新しいサービス。そういったものを身近に、特別な体験が身近な体験として変わっていく。そういった社会に対して寄与できればいいかなというふうに思っています。

最後に、我々はやはりそういった、マズローの5段階欲求ですけど、生活必需品的な、安全の欲求、生理的欲求っていう、そういったものは、基本的にコロナ禍においては、こういった不要不急に位置づけられるような、自己投資、自己実現っていうのは生死を分けるわけではないので、そこには不要不急のものに位置づけられてきたことっていうのが、コロナ禍においては、皆さん、そういったことを強いられてきたと思うんです。

生活に必要最低限のものっていうことはもちろん優先すべきだと思うんですが、自己実現とか、そういったある意味、自己実現に関わる、生死に直接的に関係ないことっていうのはできるだけ控えていただくというところが、社会的な形の要請としてもあったと思うんですけど、そういったことを我々としては、安全だったり、生理的な欲求の、直接的な生死に関わるわけじゃないですけど、そういったことは我々の事業の対象外ですけど、あることによって、毎日が楽しくなったり、自分に自信が持てたり、毎日、自分のことを好きになって毎日に価値を感じられるような、そういったサービス。そういったものが身近になっていくような、そういった形で事業が寄与できてくればいいかなというふうには考えています。以上です。ありがとうございます。

●DAIBOUCHOU

ありがとうございました。今後とも、chocoZAP事業とかRIZAPグループの成長に注目させていただきます。ありがとうございました。

■RIZAP 瀬戸

ありがとうございました。

▲フィスコ 高井

瀬戸様、DAIBOUCHOUさん、ありがとうございました。非常に聞き応えのある内容でした。最後に、瀬戸様、DAIBOUCHOUさんからご挨拶をいただきたいと思います。それでは、瀬戸様からお願いいたします。

■RIZAP 瀬戸

ありがとうございます。本当に投資家、DAIBOUCHOUさんから、いろいろ投資家の方を代表して的確な質問というか、我々自身が答えるべき内容のところを的確にご質問いただいたので、また改めて新しい視点で考えることができました。我々も、サービスとしては本当にまだまだスタートしたばっかりですし、これから本当に進化していくものとして、よりスタートのスタートという形でお客様に喜んでいただいて、その結果、事業が拡大していって、投資家の皆さんも、もし応援いただけるようであれば、応援してよかったって言っていただけるように頑張っていきたいと思いますので、これからよろしくお願いいたします。

▲フィスコ 高井

ありがとうございます。DAIBOUCHOUさんは、本日の対談はいかがでしたでしょうか。

●DAIBOUCHOU

非常にすばらしくて、100万人の会員と、あと1,000店の出店。安いから、それだけうまくいったんだろうと勘違いしている人もいると思うんですけど、やっぱり綿密なマーケティングと、それを効率的に広告を打つ、あと、解約されないように来館頻度を上げていく。そういったアプリの活用とか、会員様への問いかけとか、そういったところが確認できて、今後の成長の確実性が分かってきたら、うれしいなという感じです。偶然ではなかったという、今の驚異的な成長が。それが分かって、よかったなと思います。

▲フィスコ 高井

ありがとうございました。それでは、これにて対談を終了とさせていただきます。皆様、ご視聴いただき、ありがとうございました。

■RIZAP 瀬戸

ありがとうございました。

●DAIBOUCHOU

ありがとうございました。

《TY》

提供:フィスコ

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