ダウ平均は小幅安 IT・ハイテク株への買い戻し強まる ボーイングが下落=米国株序盤

市況
2024年1月9日 1時47分

NY株式8日(NY時間11:37)(日本時間01:37)

ダウ平均   37379.32(-86.79 -0.23%)

ナスダック   14695.23(+171.16 +1.18%)

CME日経平均先物 33595(大証終比:+275 +0.82%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安で推移。下げが先行し、取引開始直後に200ドル超下落する場面が見られたものの、その後は下げ渋る動きを見せている。本日は半導体中心にIT・ハイテク株への買い戻しが強まっており、ナスダックが大幅高となる中で、ダウ平均も下げを取り戻している。

ダウ採用銘柄のボーイング<BA>の下げが、ダウ平均を圧迫しいる面もありそうだ。同社のサプライチェーンであるスピリット・エアロシステムズ<SPR>も大幅安。アラスカ航空の737マックスー9が5日の飛行中にパネルが吹き飛ばされ、緊急着陸したことが嫌気されている。米運輸安全委員会(NTSB)は胴体のパネルはすでに回収しており、今後、調査に入るようだ。

先週末の米株式市場は、米雇用統計は力強い労働市場を示唆し、市場では3月までの利下げ開始期待が後退。米株式市場にとっては売り材料ではあるが、市場は落ち着いた反応に留まっていた。短期金融市場での3月までの利下げ開始の65%程度に低下している。

3月のFOMCまでには、米雇用統計も消費者物価指数(CPI)もあと複数回発表があるほか、1月FOMCもある。そのため、3月までの利下げ開始をまだ完全には排除できていないのかもしれない。また、本日は複数のストラテジストからS&P500の年末目標の上方修正が伝わっており、5150への上方修正も出ていた。

きょうは医薬品のM&Aが複数伝わっていた。ハープーン・セラピューティクス<HARP>をメルク<MRK>が買収で合意。医療機器のアクソニックス<AXNX>を同業のボストン・サイエンティフィック<BSX>が買収、そして バイオテクノロジーのアンブルクス・バイオファーマ<AMAM>をジョンソン&ジョンソン<JNJ>が買収するとそれそれ発表。株価は大幅高となっている。

ボーイング<BA> 232.73(-16.27 -6.53%)

スピリット・エアロ<SPR> 29.34(-2.39 -7.53%)

アクソニックス<AXNX> 69.05(+11.48 +19.93%)

ハープン<HARP> 22.38(+11.83 +112.13%)

アンブルクス<AMAM> 27.27(+13.64 +100.07%)

アップル<AAPL> 183.64(+2.46 +1.36%)

マイクロソフト<MSFT> 370.30(+2.55 +0.69%)

アマゾン<AMZN> 147.56(+2.32 +1.60%)

アルファベットC<GOOG> 139.18(+1.79 +1.30%)

テスラ<TSLA> 238.51(+1.02 +0.43%)

メタ・プラットフォームズ<META> 354.49(+2.54 +0.72%)

AMD<AMD> 145.43(+6.85 +4.94%)

エヌビディア<NVDA> 514.39(+23.42 +4.77%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.