話題株ピックアップ【昼刊】:ファーマF、ディーエヌエ、F&LC

注目
2024年1月9日 11時39分

■ファーマフーズ <2929>  1,131円  +122 円 (+12.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ

5日に発表した「3.8%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の3.8%にあたる110万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は1月9日から1月24日まで。

■リケンNPR <6209>  2,610円  +252 円 (+10.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位

リケンNPR<6209>が5連騰し上場来高値を更新している。5日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、投資会社のMI2(東京都渋谷区)と共同保有者によるリケンNPR株式保有割合が5.05%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが流入しているようだ。保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うことで、報告義務発生日は23年12月25日。

■ディー・エヌ・エー <2432>  1,493.5円  +108.5 円 (+7.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位

ディー・エヌ・エー<2432>が反発。前週末5日の取引終了後、持ち分法適用関連会社でタクシー配車アプリを手掛けるGO(東京都港区)が株式上場に向けた準備を開始すると発表。これが買い材料視されている。ディーエヌエは2023年12月末時点でGO株を25.75%保有している。上場の予定時期、市場などについては未定。

■ダイセキ <9793>  4,230円  +295 円 (+7.5%)  11:30現在

ダイセキ<9793>が急反発している。前週末5日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について、売上高を660億円から680億円(前期比16.0%増)へ、営業利益を142億円から148億円(同16.4%増)へ、純利益を88億円から92億円(同6.1%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を30円から36円へ上方修正したことが好感されている。子会社ダイセキ環境ソリューション<1712>が手掛ける土壌汚染処理関連事業で、継続して高付加価値案件の受注やコンサルティング営業に注力したことにより、中京・関東・関西エリアでの大規模土壌処理案件が業績に大きく貢献した。なお、年間配当予想は66円(前期60円)になる。同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高536億1500万円(前年同期比21.7%増)、営業利益119億4400万円(同21.5%増)、純利益73億9800万円(同11.2%増)だった。

■セリア <2782>  2,617円  +142 円 (+5.7%)  11:30現在

セリア<2782>が4営業日ぶりに反発している。同社は5日取引終了後、23年12月度の月次売上高を公表。既存店売上高は前年同月比2.7%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されているようだ。既存店の客単価は同0.7%減となったが、客数が同3.4%増と4カ月連続でプラスとなったことが寄与した。なお、全社ベースの売上高は同7.0%増となった。

■マネックスグループ <8698>  736円  +39 円 (+5.6%)  11:30現在

マネックスグループ<8698>やセレス<3696>が高い。足もとでビットコイン価格が上昇基調を強めており、前日8日には1BTC=4万7000ドル近辺まで急伸し昨年来高値を更新した。近く米証券取引委員会(SEC)がビットコイン現物ETFを承認するとの思惑が高まっていることが背景にある。ビットコイン取引活発化への期待から、仮想通貨(暗号資産)交換業を手掛ける両銘柄に買いが入っている。

■F&LC <3563>  2,985円  +149.5 円 (+5.3%)  11:30現在

FOOD & LIFE COMPANIES<3563>は大幅高で3日ぶりに反発している。5日に発表した12月度の月次情報で、国内「スシロー」ブランドの既存店売上高が前年同月比25.4%増の大幅増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客数が同25.2%増と大幅に増えたことが牽引。一方の客単価は同0.1%増だった。なお、全店売上高は同26.9%増だった。

■クスリアオキ <3549>  3,474円  +133 円 (+4.0%)  11:30現在

クスリのアオキホールディングス<3549>が3日続伸している。前週末5日の取引終了後、愛媛県を中心に食品スーパーを展開するママイ(愛媛県四国中央市)株式の33.4%を取得し持ち分法適用関連会社化するとともに、岐阜県でホームセンター1店舗を展開するウッドペッカー(岐阜県関ケ原町)が運営するホームセンター1店舗を譲受すると発表しており、好材料視されている。ママイの持ち分法適用関連会社化は、クスリアオキにとって新規エリアとなる四国地方において、食品スーパーの持つ新鮮な食材の品揃えとドラッグストアの持つヘルス&ビューティーや日用品の品揃え、また処方箋を取り扱う調剤薬局を組み合わせることで、地域の顧客に利用しやすい店舗を作ることが狙い。また今後、ママイをグループに迎えるための準備ともしている。一方、ウッドペッカーからの事業譲渡は岐阜地区におけるドミナントを強化することが狙いとしている。なお、両件による業績への影響は精査中としている。同時に、12月度の営業速報を発表しており、既存店売上高は前年同月比11.0%増と増収基調が続いた。

■青山商事 <8219>  1,538円  +51 円 (+3.4%)  11:30現在

青山商事<8219>が反発している。午前10時30分ごろに発表した12月度の月次売上高(速報)で、ビジネスウェア事業の既存店売上高が前年同月比7.9%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客数が同5.8%増、客単価が同2.0%増とそれぞれ増加しており、スーツを中心に堅調に推移したという。なお、全店売上高は同6.8%増だった。

■ジンズホールディングス <3046>  4,775円  +155 円 (+3.4%)  11:30現在

ジンズホールディングス<3046>が5日ぶりに反発している。前週末5日の取引終了後に発表した12月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比11.4%増と2カ月ぶりの2ケタ増となり、11カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。12月は、世界最高水準屈折率の両面非球面レンズ「JINS 極薄レンズ」をはじめとしたオプションレンズの装着率が上昇したほか、自宅での使用を提案した“おうち時間に着替えるメガネ”「JINS HOME」が売り上げを牽引した。なお、全店売上高は同14.0%増だった。

■サッポロHD <2501>  6,610円  +191 円 (+3.0%)  11:30現在

サッポロホールディングス<2501>の上値追い鮮明、4連騰で連日の昨年来高値更新と気を吐いている。足もとで株主構成における思惑が同社の株価を強く刺激している。同社は前週末5日に、シンガポールの投資ファンドで“物言う株主”として知られる3Dインベストメント・パートナーズが同社の筆頭株主となったことを発表、これが株価上昇を後押しする格好となった。23年12月期の同社の業績は売上高、利益ともに増加を見込んでいるが、収益力に課題があり、3Dインベストメントは「純投資及び(状況に応じて)経営陣への助言、重要提案行為を行う」ことを保有目的に掲げており、先行き収益力強化に向けた期待感が投資資金を誘引しているもようだ。

■エラン <6099>  1,088円  +24 円 (+2.3%)  11:30現在

エラン<6099>がしっかり。前週末5日の取引終了後、大手病院向けランドリーサービスを展開するベトナム企業の子会社化を発表。海外事業の強化に向けた動きを好感した買いが株価の支えとなったようだ。エランは、ベトナムのGiat Ui Xanh Companyの株式会社への組織変更に伴って月内に設立を予定するGREEN LAUNDRY JOINT STOCK COMPANYの株式を取得する。取得金額は非開示。GREEN社を通じ、ベトナム国内の大手病院向けランドリーサービスの拡大を図るほか、衣類・タオルの交換サービス付きレンタルと紙おむつや日常生活品の提供を組み合わせた「CS(ケア・サポート)セット」の普及を目指す。

■サンエー <2659>  4,715円  +100 円 (+2.2%)  11:30現在

サンエー<2659>が4日続伸。足もとで物色人気に拍車がかかり、上値抵抗ラインとして意識された75日移動平均線とのマイナスカイ離を解消する動きをみせている。沖縄県の流通最大手でショッピングセンターや食品スーパー、レストランなどを幅広く展開する。観光客が増勢一途で県内経済の活性化を促しており、同社の足もとの業績も絶好調に推移している。前週末5日取引終了後に発表した24年2月期第3四半期(23年3~11月)決算は営業利益が前年同期比57%増の118億6100万円と大幅な伸びを達成した。通期の営業利益予想は前期比26%増の141億4000万円を見込むが一段の上振れも視野に入る。好業績が際立つなか、これを好感する形で買いが流入した。

■ユナイテッドアローズ <7606>  1,885円  +40 円 (+2.2%)  11:30現在

ユナイテッドアローズ<7606>が3日ぶりに反発している。前週末5日の取引終了後に発表した23年12月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比1.9%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。気温の影響で冬物アウター、マフラー、手袋などの防寒グッズの売り上げは鈍かったものの、VIPを中心としたセール売り上げが伸長した。なお、全社売上高は同1.1%増だった。

■東宝 <9602>  4,939円  +85 円 (+1.8%)  11:30現在

東宝<9602>が反発。米国でアカデミー賞の前哨戦とされるゴールデングローブ賞の授賞式が7日開かれ、スタジオジブリ宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」がアニメ映画賞を受賞した。日本作品が同賞を受賞するのは初となる。これを受け、同映画の配給を手掛ける東宝に業績へのポジティブな影響を期待した買いが入っているようだ。昨年10月にスタジオジブリを子会社化した日本テレビホールディングス<9404>も買われている。

■アオキスーパー <9977>  3,140円  +500 円 (+18.9%) ストップ高買い気配   11:30現在

アオキスーパー<9977>がカイ気配。前週末5日の取引終了後、MBOの一環として青木俊道社長が代表を務める不動産会社の青木商店(名古屋市中村区)が、同社株の非公開化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格3800円にサヤ寄せする格好となっている。非公開化したうえで一層の経営の効率化・健全化を図り、ローコスト経営を追求することで、グループの中長期的な企業価値向上を図るのが狙い。買付予定数は281万5986株(下限80万5500株、上限設定なし)、買付期間は1月9日から2月20日までを予定している。また、TOB成立後、アオキスーパは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株式を1月5日付で監理銘柄(確認中)に指定している。なお、アオキスーパはTOBに賛同の意見を表明するとともに、株主に対して応募を推奨している。

●ストップ高銘柄

阿波製紙 <3896>  462円  +80 円 (+20.9%) ストップ高   11:30現在

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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