米国株見通し:伸び悩みか、インフレ高止まりに警戒感

市況
2024年1月9日 13時32分

(13時30分現在)

S&P500先物      4,796.50(-4.75)

ナスダック100先物  16,785.50(-18.25)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は50ドル安。金利高は下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ

8日の主要3指数は続伸。ナスダックとS&Pは序盤から上げ幅を拡大し、中盤に持ち直したダウは216ドル高の37683ドルと3日連続のプラスで取引を終えた。この日公表されたNY連銀インフレ率1年物は3年ぶりの水準に低下し、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待が高まった。長期金利の低下でハイテクを中心に買戻しが強まり、相場をけん引。年明け以降の利益確定や持ち高調整の売りは一服し、幅広い買いが入った。

本日は伸び悩みか。足元で発表された経済指標は強弱まちまちながら、FRBの早期利下げ観測を背景とした買いが入りやすく、強気相場を支える見通し。半面、FRB当局者は利上げ余地に言及し、引き続きインフレ指標が注目される。今週の消費者物価指数(CPI)は高止まりが予想されていることから、過度な利下げ期待による買いは抑制されるだろう。割安銘柄には買戻しが見込まれるが、調整売りが指数の重石となる可能性があろう。

《TY》

提供:フィスコ

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