10日の株式相場見通し=続伸か、米ハイテク株の底堅さに追随

市況
2024年1月10日 7時59分

10日の東京株式市場は強弱観対立のなかも頑強な値動きとなり、日経平均株価は続伸する公算が大きい。前日の欧州株市場は主要国の株価指数が総じて軟調だったほか、米国株市場でもNYダウが一時300ドルを超える下げをみせるなど売りに押される展開となった。米10年債利回りが再び上昇基調に転じ、株式の相対的な割高感が意識され利益確定売りを誘発した。そのなか、画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が連日の最高値更新と気を吐いており、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は相対的に強い動きを示し前の日の終値近辺ながらプラス圏で引けている。東京市場では前日に日経平均が大幅続伸し、昨年7月3日につけた昨年来高値を更新、33年10カ月ぶりの高値圏に浮上した。米ハイテク株の強さに連動し、半導体関連株などが牽引しているが、きょうも引き続き同関連株に物色の矛先が向かう可能性がある。外国為替市場ではドル・円相場が足もと円安水準でもみ合っていることもポジティブに作用しやすく、日経平均は3万3000円台後半から3万4000円近辺で強調展開を維持しそうだ。

9日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比157ドル85セント安の3万7525ドル16セントと4日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同13.942ポイント高の1万4857.710だった。

日程面では、きょうは11月の毎月勤労統計、10年物国債の入札など。海外では11月の米卸売在庫・売上高など。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.