注目銘柄ダイジェスト(前場):ネクステージ、壱番屋、さくらさくなど

市況
2024年1月10日 11時57分

平田機工<6258>:6550円(+260円)

大幅続伸。EV向けバッテリー充放電関連設備の大型案件を受注したと前日に発表している。受注した設備はEV向けバッテリー充放電関連設備3ラインで、受注金額は40億円超。顧客は非開示としている。今回の受注による売上の一部は今期業績に反映し、残りは来期以降の業績に寄与するとしている。受注実績の積み上がりによって、今後の市場本格化に向けた展開力に期待が高まる展開へ。

壱番屋<7630>:5580円(+350円)

大幅続伸。2月29日を基準として1:5の株式分割を実施すると発表している。流動性の向上及び投資家層の拡大を図ることを目的としている。株主優待に関しては、分割後も100株以上の株主に対して年間2000円相当の飲食優待券を贈呈するとしており、実質拡充の形になっている。また、長期ビジョン2030を発表、30年2月期営業利益は100億円を目指すとしている(24年2月期見込49億円)。

4℃ HD<8008>:2003円(-84円)

大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は13.4億円で前年同期比28.0%増となったが、9-11月期は2.7億円で同32.8%の減益に転じている。ジュエリー事業の収益水準が伸び悩む形に。通期予想は21億円、前期比6.1%増を据え置いているが、大幅な上振れへの期待は後退する状況とみられる。前日にかけて株価が一段高となっていたこともあり、9-11月期の収益伸び悩みで利食い売りの動きが先行しているもよう。

ウエルシアHD<3141>:2406円(-167円)

大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、9-11月期は64億円で前年同期比14.8%減となり、累計では311億円、前年同期比1.2%減と減益に転じている。市場予想も15億円程度下振れたとみられる。調剤の改定影響や前年のコロナ需要の反動減による粗利率低下が減益の背景とみられ、化粧品や食品などの改善では補いきれなかったもよう。同業他社では比較的増益決算が多かった中、相対的な収益の伸び悩みをネガティブ視する動きに。

ネクステージ<3186>:2414円(-232円)

大幅反落。前日に23年11月期の決算を発表、営業利益は161億円で前期比17.3%減となり、第3四半期決算時に下方修正した水準の180億円を下回る着地に。9-11月期は16億円で前年同期比64.9%減と大幅な減益になっている。9月には過去の保険契約の捏造事例などが明らかになり、期末にかけて来店者数が落ち込んだもよう。24年11月期は200億円で前期比24.3%増と回復見通しだが、足元の急速な収益悪化を警戒視する動きが優勢に。

さくらさく<7097>:889円(+142円)

一時ストップ高。25万株(2.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は5.5%。取得期間は10日から4月30日まで。株主還元の充実や資本効率の向上とともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とすることが目的。さくらさくプラス株は12月26日に直近安値(711円)を付けた後は堅調に推移しており、先高期待も買いを後押ししているようだ。

うるる<3979>:1657円(+35円)

大幅に3日ぶり反発。子会社のOurPhoto(東京都中央区)がブリジアン(同)が運営する産後ケアホテル「MammaLevataママレヴァータ」と提携すると発表している。産後ケアをホテルで受けながら新生児期の姿を撮影できるサービス「お部屋でニューボーンフォト」の提供を開始する。看護師や助産師・保育士が常駐する産後ケアホテルで、母子ともにサポートを受けながら同じ空間で新生児を撮影できるとしている。

ユニネク<3566>:536円(+28円)

大幅に続伸。23年12月の売上高が前年同月比14.4%増の5.82億円だったと発表している。前月(17.1%増)に比べて伸び率は鈍化したものの、2桁の伸び率を維持した。全国的に気温が高く推移したことから、防寒服など冬物商品の売れ行きが伸び悩む一方、秋冬物の作業服やスタッフブルゾン類の販売が好調に推移した。飲食店向けのシャツ、医療スクラブなどが伸びたことも売上拡大に寄与した。

《ST》

提供:フィスコ

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