【市場反応】米12月CPIは予想上回る、新規失業保険申請件数は予想下振れで利下げ観測後退、ドル高
米12月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.3%、前年比+3.4%と、11月+0.1%、+3.1%から予想以上に伸びが拡大した。連邦準備制度理事会(FRB)が注視している燃料や食費を除いたコア指数は前年比+3.9%と11月+4.0%から鈍化も予想を上回った。
同時刻に労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数は20.2万件と、前回から増加予想に反し減少。また、失業保険継続受給者数も183.4万人と、前回186.8万人から減少。
インフレ鈍化が停滞したほか、労働市場の底堅さが明らかになり連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退。長期金利の上昇でドル買いが強まった。ドル・円は145円14銭付近から146円41銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0996ドルから1.0932ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数:20.2万件(予想:21.0万件、前回:20.3万件←20.2万件)
・米・失業保険継続受給者数:183.4万人(予想:187.0万人、前回:186.8万人←185.5万人)
・米・12月消費者物価指数:前年比+3.4%(予想:+3.2%、11月:+3.1%)
・米・12月消費者物価コア指数:前年比+3.9%(予想:+3.8%、11月:+4.0%)
・米・12月消費者物価指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、11月:+0.1%)
・米・12月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.3%、11月:+0.3%)
《KY》