今日の為替市場ポイント:米長期金利低下でドルは上げ渋る可能性も

通貨
2024年1月12日 8時17分

11日のドル・円は、東京市場では145円81銭から145円28銭まで下落。欧米市場では145円14銭まで下落した後、一時146円41銭まで買われたが、145円33銭で取引終了。本日12日のドル・円は主に145円台で推移か。米長期金利の低下を受けてドルは146円近辺で上げ渋る可能性がある。

11日の米国債市場では2年債利回りが主に低下した。この日発表された12月米消費者物価総合指数は前年比+3.4%、同コア指数は前年比+3.9%で上昇率は市場予想を上回った。10年債利回りは一時上昇したが、今年前半における利下げ観測は後退せず、取引終盤にかけて反落した。市場参加者の多くは5月に利下げが開始されると予想しているが、インフレ率は5月時点でも3%レベルを維持する可能性がある。現時点で2%のインフレ目標への到達は保証されていないため、米長期金利の動向について予断を持つことは難しくなりそうだ。4%を大幅に上回る状態が続く可能性は低いとみられているが、一方で3.8%近辺で下げ渋るとの見方は少なくないようだ。

《CS》

提供:フィスコ

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