ジェーソンがS高カイ気配、第3四半期営業利益2ケタ増と株主優待制度新設を好感
ジェーソン<3080>には朝方から買いが殺到し、ストップ高の621円水準でカイ気配となっている。11日の取引終了後に発表した第3四半期累計(3~11月)連結決算が、売上高221億6900万円(前年同期比6.8%増)、営業利益8億3200万円(同10.4%増)と2ケタ営業増益となり、通期予想に対する進捗率が87%となったことが好感されている。
夏の猛暑や秋口以降の比較的高い気温の継続などを背景に、主力のペットボトル飲料を含めた食料品を中心に順調に販売を伸ばした。また、各種コストの抑制や水道光熱費などの低減効果も寄与した。なお、24年2月期通期業績予想は、売上高285億円(前期比4.7%増)、営業利益9億6000万円(同19.8%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、24年2月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、これも好材料視されている。毎年2月末時点で5単元(500株)以上を保有する株主を対象に、自社店舗で利用できる優待券8000円分、またはPBのミネラルウォーター(500ミリリットル24本入×4箱)のいずれか1つを贈呈する。