DDグループ---3Q連結累計期間での全段階利益が過去最高益で着地

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2024年1月12日 16時32分

DDグループ<3073>は12日、2024年2月期第3四半期(23年3月-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.4%増の273.93億円、営業利益が23.08億円、経常利益が21.92億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が18.31億円となった。

2026年2月期を最終年度とする「新連結中期経営計画(2024年2月期~2026年2月期)」を2023年4月に公表し、経営理念である「お客様歓喜」のもと、「連結売上高400億円」「連結営業利益28億円」「ROE20%以上」の財務目標と共に、女性管理職比率20%以上など非財務目標を掲げ、経営ビジョンを創造的であり革新的であるブランドを創出する「ブランドカンパニーへ」と変更している。

飲食・アミューズメント事業の売上高は前年同期比21.1%増の254.58億円、セグメント利益は28.64億円となった。新型コロナウイルス感染症への行動制限が撤廃されたことで、経済活動は正常化に進み始め、都心部を中心に急激に人流が回復したことにより、大幅な増益となった。中期経営計画の重点施策である「グループ経営力の強化」「LTVの最大化」の実現のため、同社グループによるIPコンテンツを活用するノウハウを生かしたコラボカフェ開催を実施するなど当社グループ間の垣根を越えた施策の実現や、LDVの最大化実現のため、BAGUS公式アプリをリニューアルし、ビリヤード・ダーツ・カラオケ業態とインターネットカフェ業態で、共通ポイントによる相互送客等の推進に努めた。3Q会計期間においては、2店舗を新規出店している。

ホテル・不動産事業の売上高は前年同期比9.1%減の19.34億円、セグメント利益は同36.9%減の4.06億円となった。政府による全国旅行支援の後押しも受け国内旅行の需要も継続して回復傾向にあるものの、エネルギー資源・原材料価格の高騰、円安の進行等もあり、依然として厳しい経営環境が続いているとしている。このような環境の中、神奈川県からの要請を受け、新型コロナウイルス感染症の軽傷者の受け入れ施設としてホテルの一棟有償借り上げが1Q会計期間まで寄与し、需要が増加しているバイクコンテナ等が高い稼働率を保っていることから利益は計画通り推移している。

2024年2月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.9%増の364.00億円、営業利益が29.50億円、経常利益が27.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が23.50億円と2023年10月13日に公表した上方修正予想を据え置いている。

《SI》

提供:フィスコ

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