JPモルガンが決算受け小幅高 NIIの見通しが予想上回る=米国株個別

材料
2024年1月13日 0時20分

(NY時間10:09)(日本時間00:09)

JPモルガン<JPM> 171.92(+1.62 +0.95%)

JPモルガン<JPM>が小幅高。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を下回ったものの、純受取利息(NII)は予想を上回った。7四半期連続で記録的なNIIとなった。また、トレーディング部門は株式は予想を下回ったものの、債券・為替・商品(FICC)は予想を上回った。また、2024年のNIIの見通しが約900億ドルと予想を上回ったことが特に好感されている模様。

ダイモンCEOは声明で、「2023年の記録的な業績は、NIIとクレジットの両方での過大な収益を反映したものだが、正常化した後も非常に健全なリターンを提供し続けると確信している」と述べた。

同CEOはまた、「グリーン経済、グローバル・サプライ・チェーンの再構築、軍事への政府支出増の必要性から、インフレはより粘り強く、金利は市場が予想するよりも高くなる可能性がある」と述べた。

今年はFRBの利下げが期待されている中で投資家は、経営陣がこの1年間にどのような見通しを立てているのか知りたがっている。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益(調整後):3.04ドル(予想:3.62ドル)

・経常収益(調整後):399.4億ドル(予想:402.3億ドル)

FICCトレーディング:40.3億ドル(予想:38.4億ドル)

株式トレーディング:17.8億ドル(予想:19.3億ドル)

投資銀行:15.8億ドル(予想:17.2億ドル)

CIB:58.1億ドル(予想:57.7億ドル)

純受取利息(NII):241.8億ドル(予想:230.1億ドル)

・融資残高:1.32兆ドル(予想:1.32兆ドル)

・預金残高:2.40兆ドル(予想:2.36兆ドル)

・利付資産利回り:2.81%(予想:2.74%)

・貸倒引当金:27.6億ドル(予想:24.2億ドル)

(24年通期見通し)

・純受取利息(NII):約900億ドル(予想:861億ドル)

・純受取利息(NII)(CIB除く):約880億ドル

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.