シティグループが決算受け小幅高 中期的に2万人の人員削減を見込む=米国株個別

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2024年1月13日 0時45分

(NY時間10:35)(日本時間00:35)

シティグループ<C> 52.27(+0.19 +0.36%)

シティグループ<C>が小幅高。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、経常収益が予想を下回った。トレーディング部門では債券・為替・商品(FICC)が冴えなかったほか、投資銀行も予想を下回った。一方、純受取利息(NII)は138億ドルと予想を上回ったものの、通期については緩やかな減収を見込んでいる。

フレイザーCEOは声明で「第4四半期は特筆すべき項目の影響により非常に残念な結果となったが、われわれの簡素化と戦略の実行は大きく前進した」と述べた。簡素化と売却の道筋がどの程度進んでいるかを考えると、2024年は5つの事業の業績とトランスフォーメーションに完全に集中できる転換点になるだろう」と述べた。

一方、同銀は中期的に2万人の人員削減を見込んでいることを明らかにした。そのため、7億-10億ドルの退職手当ておよび組織の簡素化に関連する費用を見込んだとした。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益:0.84ドル(予想:0.77ドル)

・経常収益(調整後):174.4億ドル(予想:186.8億ドル)

FICC:25.9億ドル(予想:29.5億ドル)

株式:8.19億ドル(予想:8.01億ドル)

投資銀行:7.06億ドル(予想:7.12億ドル)

・純受取利息(NII):138.2億ドル(予想:133.8億ドル)

・融資残高:6894億ドル(予想:6714億ドル)

・預金残高:1.31兆ドル

・貸倒引当金:24.7億ドル(予想:24.3億ドル)

(24年通期見通し)

・経常収益(調整後):800~810億ドル

・純受取利息(NII):緩やかな減収

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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