FRB、経費が収入を上回り財務省への送金見送り

市況
2024年1月13日 4時29分

FRBは2023年に経費が収益を上回り、金利高騰に伴い財務省への送金を見送らざるを得なくなった。FRBがきょう発表した暫定財務諸表によると、FRBの資産ポートフォリオから得られた金利収入は、2022年の1700億ドルに対し、昨年は1638億ドルだった。FRBが超過資金を預けている銀行への利払いを増やしたため、支払利息は22年の1024億ドルから3倍近く増加し、2023年には2811億ドルに達した。

経費が収益を上回った場合、FRBはバランスシート上に繰延資産を計上する。この繰延資産は昨年1164億ドル増加し、総額1330億ドルになった。

FRBはポートフォリオにある証券から収益を受け取り、銀行がFRBに預けている準備金の利息を支払う。金利がほぼゼロだった時代は、これが巨額の収益を生み、財務省への支払いも莫大なものだったが、2022年3月にFRBが利上げを開始するとその状況は一変した。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.