1月12日のNY為替概況
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円57銭へ上昇後、144円36 銭まで下落し、引けた。
米12月消費者物価指数(CPI)を受けて米12月生産者物価指数(PPI)も予想上回ることを警戒し金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。しかし、米PPIが前月比で予想外のマイナスに落ち込むと早期の利下げを織り込み金利が低下に転じ、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.0936ドルへ下落後、1.0987ドルまで上昇し、引けた。欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、レーン理事が「利下げは近い将来のトピックではない」と述べ、ユーロの買戻しが優勢となった。
ユーロ・円は159円30銭へ上昇後、158円55銭へ反落。
ポンド・ドルは1.2726ドルから1.2786ドルまで上昇。
ドル・スイスは0.8551フランへ上昇後、0.8489フランまで反落した。
【経済指標】
・米・12月生産者物価指数:前月比-0.1%(予想:+0.1%、11月:-0.1%←0.0%)
・米・12月生産者物価コア指数:前月比0%(予想:+0.2%、11月:0.0%)
・米・12月生産者物価指数:前年比+1.0%(予想:+1.3%、11月:+0.8%←+0.9%)
・米・12月生産者物価コア指数:前年比+1.8%(予想:+2.0%、11月:+2.0%)
《KY》