TKPが反発、貸会議室の稼働好調で第3四半期営業利益42%増
ティーケーピー<3479>が反発している。15日の取引終了後に発表した第3四半期累計(23年3~11月)連結決算で、営業利益が39億2800万円(前年同期比41.8%増)、純利益が61億4400万円(前年同期22億2600万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感されている。
23年2月のリージャス売却に伴い、売上高は274億300万円(同29.1%減)と減収となったが、内定式やセミナーなどの対面需要が本格回復に向かったことで貸会議室の稼働が好調だったほか、宿泊事業も稼働・単価ともに好調に推移した。また、リージャス事業売却に伴い繰越欠損金に係る繰延税金資産を計上したことも最終利益を押し上げた。
なお、24年2月期通期業績予想は、売上高363億円(前期比28.1%減)、営業利益54億円(同51.0%増)、純利益67億円(前期49億3600万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。