TDKが反発、車載A2B用150度対応インダクタを開発
TDK<6762>が反発している。同社は16日、車載A2B用アプリケーションに使用される積層工法のインダクタ(コイル)「KLZ2012-Aシリーズ」を開発し、1月から量産を開始したと発表しており、好材料視されている。
A2B(オートモーティブ・オーディオ・バス)とは、アナログ・デバイセズ<ADI>が開発した車載インフォテインメント(情報+娯楽)のオーディオ用ハーネスの軽量化(低燃費化)・低コスト化を目的に開発された新技術。今回開発された「KLZ2012-Aシリーズ」は、高温環境下でのアプリケーションを考慮し150度での動作環境に対応したのが特徴で、更に外部電極の導電性樹脂で機械的ストレスと熱衝撃に対する耐性を向上させたという。同社では当初月産500万個を予定しているという。