日経平均VIは昨日の水準近辺で推移、高値警戒感が和らぎ市場心理落ち着く
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.32(低下率1.51%)の20.88と低下している。なお、今日ここまでの高値は21.63、安値は20.40。
昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したが、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。昨日は日経225先物が7日ぶりに上昇一服となったものの、市場では引き続き高値警戒感が意識されたが、今日は日経225先物が午前の買い一巡後は伸び悩んだことから、高値警戒感がやや和らぎ、市場心理が落ち着き、日経VIは昨日の水準近辺での推移となっている。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》