注目銘柄ダイジェスト(前場):日コンクリ、ハニーズHD、ベルトラなど

市況
2024年1月18日 11時41分

スタジオアリス<2305>:2070円(-60円)

大幅続落。前日に24年2月期の業績下方修正を発表している。営業利益は従来予想の41.3億円から20億円、前期比50.2%減にまで引き下げ。コロナ禍で新規の赤ちゃん撮影が減少したことに伴うリピート顧客の七五三撮影の減少、急激な出生数の減少などで撮影件数が伸び悩んでいるもよう。第3四半期までの状況から下振れは想定されていたが、修正幅の大きさがネガティブインパクトに。なお、12月売上高も5カ月連続で前年割れに。

日コンクリ<5269>:469円(+39円)

大幅続伸。前日に上半期の決算を発表している。営業利益は12.7億円で前年同期0.4億円から急回復する形に。1月11日に従来予想の6.5億円から12.5億円に上方修正しており、通期予想も当時上方修正した水準の19億円を据え置いているため、サプライズは乏しいとみられるものの、直近で信用取組状況に厚みが出ていた中、出尽くし感が先行しなかったことで買い戻しが急がれているとみられる。低PBR水準などへの関心も高いようだ。

ハニーズHD<2792>:1655円(+55円)

大幅反発。一部で特集記事が掲載されており、買い材料視される展開になっているようだ。ミャンマーの自社工場が生み出す価格競争力を原動力に23年5月期純利益は16期ぶりに過去最高を記録するなど、再び成長軌道を鮮明にしているなどと伝わっている。ミャンマーでの生産比率向上に伴い、上半期売上高総利益率は61.4%と、ファーストリテイリングなどを上回りアパレルでトップ水準を達成しているもよう。

ショーケース<3909>:378円 カ -

ストップ高買い気配。JCBの「全社向けポータルサイト」がAIチャットボットサービス「おもてなしSuite CX」を導入したと発表している。「おもてなしSUITE」とは、マーケティング活動から社内のQ&Aまで幅広い領域を対応できる機能を搭載したAIチャットボット・有人チャット機能や、マウス操作1つで作成できるフォーム機能を提供するもの。今回の導入実績を受けた今後の展開力に期待が高まる形に。

アドバンテス<6857>:5316円(+154円)

大幅続伸。大和証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価も2750円から6000円に引き上げている。生成AI市場の立ち上がりを追い風としたDRAMテスタとSoCテスタの需要回復が今後の期待材料としている。かつてAI機能を活用した顔認証機能がスマホやPCに搭載された時もテスタ需要が伸びており、こうした期待は業績予想に十分に織り込まれていないと判断しているようだ。25年3月期営業利益は62%増の1360億円を予想。

ブレインズ<4075>:779円 カ -

ストップ高買い気配。さくらインターネット<3778>とデータセンターでのラックの施錠確認や汚損破損などの日常点検をAIで自動化するための実証実験を開始すると16日に発表したことが引き続き買い材料視されている。さくらインターネットが運営する石狩データセンター内の日常点検業務をブレインズテクノロジーの予兆検知ソリューションでAI解析し、施錠状況や現場環境の変化を正確に検知できるかどうかを検証するという。

ベルトラ<7048>:561円(+22円)

大幅に反発。旅行大手のJTB(東京都品川区)と資本業務提携契約を締結すると発表している。第三者割当増資でJTBに89万9280株(増資後の議決権所有割合2.47%)を割り当てる。調達資金の約4.89億円はシステム開発・強化などに充当する。JTBの現地拠点の商品造成力とベルトラの知見を活かした商品企画やアクティビティを開発するほか、JTBのオプショナルツアー販売システムをベルトラの販売システムに統合する。

メンタルヘルスT<9218>:849円(+22円)

大幅に反発。医療機関向け人材サービスを手掛けるタスクフォース(大阪市)の株式を取得し、子会社化すると発表している。取得価額は24.35億円で、異動後の所有株式数は556株(議決権所有割合100%)。株式譲渡実行日は2月29日の予定。タスクフォースは自社グループと事業モデルの類似性が高く、営業力やマーケティング・ブランディング、カスタマーサクセスなどを共有することで成長を加速させる。

《ST》

提供:フィスコ

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