12月の米住宅着工件数は4カ月ぶりに減少
この日発表の12月の米住宅着工件数は4カ月ぶりに減少した。一戸建て住宅の落ち込みが足かせとなった。着工件数は前月比4.3%減の年率換算で146万戸となったが、予想は上回った。一方、建設許可件数は1.9%増の149.5万戸とこちらは予想を下回っている。
11月に急増していた一戸建て住宅着工件数は22年7月以来の大幅な落ち込みとなった一方、集合住宅は5カ月ぶりの高水準となった。
許可件数は、一戸建て住宅が22年5月以来の水準に増加し、集合住宅も小幅増となった。許可件数の増加は、住宅ローン金利低下による需要を背景に、着工件数が増加基調を維持することを示唆している。
住宅着工件数は全米4地域のうち3地域で減少したが、西部では5カ月ぶりの水準に増加。一方、一戸建て住宅の完工件数はここ1年余りで最も高い水準となり、価格高止まりの要因となっている在庫不足を和らげそうだ。
*米住宅着工件数(12月)22:30
結果 146.0万件
予想 141.0万件 前回 152.5万件(156.0万件から修正)
*住宅建築許可件数
結果 149.5万件
予想 147.0万件 前回 146.7万件(146.0万件から修正)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美