アトランタ連銀総裁 第3四半期になるまで利下げ実施は予想していない
本日はボスティック・アトランタ連銀総裁の発言が伝わっているが、「インフレが目標の2%に向かう軌道に乗っている証拠をより多く目にしたい」と述べた。7-9月(第3四半期)になるまで、FRBが利下げを実施するとは予想していないとの見解も改めて示していた。
総裁はアトランタ都市圏商工会議所の理事会メンバー向けの講演で「現在の私の見通しは、今年第3四半期のどこかで最初の利下げを行うというものだ。データがどのような進展を辿るかを見極める必要がある」と述べた。
インフレが自身の想定に比べて、かなり速く鈍化した場合は早期利下げにもオープンだが、2%目標に向かう軌道にあるという一段の証拠をなお見極めようとしているとの立場を繰り返した。
総裁は「政策金利を引き下げ、その後にインフレが上昇した場合、再度利上げを余儀なくされることが最悪の結果だろう」とも述べている。
アップダウンや行きつ戻りつのパターンは望まないとし、劇的な行動を起こす前に、インフレがわれわれの求める水準にあることを確信したいとも付け加えた。