米住宅ローン金利、昨年5月以来の水準に低下 在庫には一段の圧力も
米住宅ローン金利は3週間ぶりに低下に転じ、昨年5月以来の低水準となった。フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の発表によると、30年物固定住宅ローン金利の平均は6.60%。前週は6.66%だった。
住宅市場が1年で最も活況を迎える時期を迎えようとする中で、住宅ローン金利低下は買い手に一定の安心感を与える。ただ、在庫不足の状況が続いており、買い手は高値と物件争奪戦に直面する公算が大きい。
フレディマックは「今週のローン金利低下は住宅市場、特に値ごろ感の変化に敏感な初回購入者にとって心強い展開だ」と指摘。しかし、「購入需要の雪解けが進むのに伴い、すでに枯渇している販売用在庫には一段の圧力がかかるだろう」と述べた。