株価指数先物【引け後】 日経平均型優位の需給状況が続く

市況
2024年1月19日 18時24分

大阪3月限

日経225先物 36000 +410 (+1.15%)

TOPIX先物 2510.0 +8.0 (+0.31%)

日経225先物(3月限)は、前日比410円高の3万6000円で取引を終了。寄り付きは3万6050円とシカゴ日経平均先物清算値(3万6070円)にサヤ寄せする形から、買い優勢で始まった。現物の寄り付き直後に3万6140円まで買われたが、買い一巡後は3万5840円まで利食いに押された。朝方のトレードが一巡すると、3万5850円~3万6070円辺りでの保ち合いを継続。後場半ばにかけてレンジを下放れ、一時3万5770円まで上げ幅を縮める場面も見られたが、終盤にかけて買い戻されており、節目の3万6000円を回復して取引を終えた。

日経225先物は買い優勢ながら、ボリンジャーバンドの+2σ(3万6220円)辺りに接近する局面では利食いも入りやすく、その後は膠着感を強めていた。週末要因もあって後場は利食い優勢の流れとなったが、東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]が日経平均型を牽引するなか、引けにかけてショートカバーを誘う格好となったようだ。

来週は日銀の金融政策決定会合が予定されており、持ち高調整の動きが入りやすかった面もあったと考えられる。ただし、東京エレクトロンの強い値動きを見る限り、日経平均型のインデックス買いが断続的に入っていたようだ。東京エレクトロン、アドバンテストともに昨年来高値を更新するなど良好な需給のもと、日経平均型優位の状況が続きそうだ。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.34倍に上昇した。一時14.35倍まで上げており、昨年12月20日に付けた14.34倍を上回る場面も見られた。戻り高値水準を捉えたことで、いったんはNTロングの巻き戻しが入りやすいが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の強い値動きが継続するなか、方向性としては昨年6月16日に付けた14.69倍を意識したトレンドとなり、NTロングによるスプレッド狙いのトレードが有効だろう。

手口面(立会内)では、ABNクリアリン証券が3万2625枚、ソシエテジェネラル証券が1万5186枚、サスケハナ・ホンコンが6916枚、JPモルガン証券が4415枚、バークレイズ証券が2616枚、ゴールドマン証券が2025枚、楽天証券が1951枚、SBI証券が1734枚、野村証券が1543枚、モルガンMUFG証券が1267枚だった。

TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が3万8491枚、ソシエテジェネラル証券が1万9048枚、バークレイズ証券が6041枚、JPモルガン証券が5304枚、サスケハナ・ホンコンが4398枚、ゴールドマン証券が3796枚、モルガンMUFG証券が2362枚、ビーオブエー証券が2213枚、野村証券が2075枚、みずほ証券が1796枚だった。

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